「幕末大名」失敗の研究 政治力の差が明暗を分けた

「幕末大名」失敗の研究 政治力の差が明暗を分けた

699円 (税込)

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「開国か攘夷か?」「尊皇か佐幕か?」――もはや一刻の猶予もない欧米列強の脅威と、ひたひたと忍び寄る植民地化の危機。日本の行く末を案じ、また己の権力の増強を目指して、幕府や大名、そして維新志士たちが動乱の時代を駆け抜けた。しかし、ある者は権勢を振るった末に消え、ある者は“時代の先駆者”のまま早々に舞台から降り、またある者は、維新を完遂したところで権力を奪われた。本書は、政治学者の著者が、幕末人物たちの「強大な政治力が失われる過程」を考察することで、現代にも通じる“失敗の教訓”を学ぶ。「徳川幕府が気づかなかった売国への道~井伊直弼と田中角栄」「生き残った山内容堂、殺された坂本龍馬」「『真珠湾攻撃』なき戊辰戦争で失敗した、松平容保」「西郷隆盛にとっての、『島津久光』という失敗」「水戸藩と長州藩、維新さきがけの組織疲労」など、彼らが“新時代”から姿を消した理由がここにある!

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「幕末大名」失敗の研究 政治力の差が明暗を分けた のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2015年03月10日

    或いは本書のような論考は「歴史を学んでみる」ことの“真髄”のようにも思う。伝えられている事実、伝承等を検討し、「現代にも通じる教訓」を汲み取ってみようとする試みである…こういうアプローチは、或いは「ビジネスパーソンのための…」という色彩も帯びるのかもしれないが…何も読者対象を限定しなければならない理...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年07月09日

    幕末の激動期に、主役として活躍した何人かの大名のことを、著者の視点で評価している本。ただ、私が知りたかったのは有名な主役級ではなく、日和見をしていた300の藩主がどのように振る舞い、どのような顛末を迎えたか、の方だったので、その意味では期待外れだった。

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    Posted by ブクログ 2017年05月21日

    幕末大名たちの権力闘争史として読むと面白い。

    ペリー来航当時の老中筆頭阿部正弘は危機を迎えて人材登用に踏み切る。やがてそれは保守派譜代大名と改革派の親藩・外様大名の権力闘争を生むが、

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