朝日新聞特別報道チームのレビュー一覧

  • 偽装請負

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    想像以上に心痛める内容の本だった。圧倒的に強い使用側が違法行為に手を染める話。不景気だったからとか、言い訳はあるのだろうが、許されない行為だと思う。
    IT業界でも請負、委任、派遣といった契約形態があり、それぞれ気を使う必要がある。偽装請負にならないよう、気を付けたい。

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    2016年02月01日
  • 偽装請負

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    空虚な好景気を作り出した、奢れる経営者のとった卑劣な人件費削減計画である偽装請負。
    僕は、結果的に人件費をピンハネしている派遣であっても、「人身売買」と同義として捉えているが、本書で述べられている「偽装請負」という現実はそれよりもなお悲惨である。

    人間が人間として扱われない社会。
    これが拝金主義の行き着いた先にあった、「超好景気」の裏に隠された実際である。

    特に憤りを禁じえないのは、キヤノン会長の御手洗による、あまりに身勝手な発言・思想である。いくら思想的に偏りがあると言われる朝日の取材によるものだとはいえ、自らの足元で違法行為をしておきながら、経団連会長の立場を得て、その行為を合

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    2010年08月27日
  • 偽装請負

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    ■海外に出れば、知的財産や生産の技術が流出しかねない。そんなリスクは負いたくない。悩んだ末の結論は「ハイテク戦略の中核製品だけは、勤勉な労働者が多い日本で作る」
    ■製造請負を管轄する役所は無かった
    ■社会保険に加入させないケースも少なくなかった。こうした行為はもちろん違法だが、発覚しても、メーカーは「知らなかった」といえば、それ以上、追及されない。
    ■クリーンルーム。語感的には、体にいい場所のように聞こえるが、皮膚呼吸が止められ、動けば厚い。動かないと汗で冷える。照明は高速道路のトンネルと中と同じ黄色一色。輝度が高いから眼が悪くなる。ほこりを除去するため、水分も取り除かれて、空気は乾燥している

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    2009年10月07日
  • 偽装請負

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    偽装請負のリアルな実態について書かれた中身ずっしりの1冊。キャノンの華やかにCMされたデジカメ、松下の鮮やかなプラズマテレビ。成功を収めた社会的地位の高いこのような企業での生産現場での実態の真実、完成品を使用する人のどれくらいが知っているのだろうか??

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    2009年10月04日
  • 偽装請負

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    ワーキング・プアの一因を暴いたルポルタージュ。朝日新聞特別報道チームが、キャノン、松下の工場で行われていた「偽装請負」を追求した調査報道の記録。日雇い労働者の現実は切迫している。これまでの報道と、この本で少しでも現実が変われば・・・。

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    2009年10月07日
  • 偽装請負

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    「現場」の実態が丁寧に描かれていてGOOD! 派遣労働者の実態ってこんななの、っていう衝撃を受けた一冊。5つ星のおすすめ本。

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    2009年10月04日
  • 偽装請負

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    上段勇士さん(ニコン熊谷製作所で働いていた方。偽装請負の被害者) 請負・偽装請負 クリーンルーム(非常に過酷な労働現場として記述されている) 人夫出し 御手洗富士夫(キヤノンの会長。産業の空洞化を防ごうとする一方で、偽装請負や派遣期間の延長を肯定的に捉えている) セル生産方式 東京ユニオン(2006年にキヤノンを相手に労働争議を起こした) 枝野幸男(キヤノンの件で2007年に衆議院予算委員会にて偽装請負に触れる)  松下幸之助『実践経営哲学』 出向(松下電器は社員を請負会社へ出向扱いにする事で偽装請負状態を解消しようとした。尚、賃金は請負会社から支払われるものに上乗せし、派遣向け補助金も違法に

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    2014年07月23日
  • 偽装請負

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    会社も行政もクズばかり。

    終身雇用なんて、社の為にも、本人の為にもならん。
    腐った部分は切り捨てる事の出来る、強い社会が欲しい。
    そうしないと国も死んでいくだろう。

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    2011年09月21日
  • 偽装請負

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    [ 内容 ]
    長期不況で一気に広がった「偽装請負」という雇用形態。キヤノン、松下電器産業など超一流企業までもがそんな違法行為をしていた。
    2006年夏から告発報道を展開した朝日新聞特別報道チームの渾身のルポ。

    [ 目次 ]
    プロローグ 若者の死が意味するもの
    第1章 キヤノン「偽装請負」工場
    第2章 松下の超奇策
    第3章 巨大請負会社の盛衰
    第4章 偽装請負が「安全」を脅かす
    第5章 脱「合成の誤謬」へ

    [ POP ]


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    2010年07月04日
  • 偽装請負

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    製造実習で製造現場にたつにあたって、この本を読んでみた。新入社員としては気が滅入る内容だが、知っておかなければならない話。

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    2010年06月05日
  • 偽装請負

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    企業側の徹底した人件費削減政策のために、憲法で保障された「健康で文化的な最低限の生活」すら脅かされている請負労働者、派遣労働者の実態を記述するとともに、キャノンや松下の偽装請負の実態に迫った朝日新聞特別報道チームによる渾身の書。
    日本経団連の御手洗会長の労働者を軽視した企業の、経済界の利益優先の姿勢を痛烈に批判。
    また、松下に対しては創業者・幸之助の哲学に悖る行為が行なわれているのではないか、と警鐘を鳴らしている。
    さらに、政府の規制の甘さについても言及し、最後には偽装請負をなくすための対策を記している。

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    2009年11月01日
  • 偽装請負

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    「偽装請負」を告発報道した朝日新聞特別取材チームの著作。今までの取材の総決算というところでしょうか。やはり新聞記者さんの文章は面白いし読みやすいです。

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    2009年10月04日
  • 偽装請負

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    <07/6/6〜26>大変面白く、かつ仕事の参考になった。人事関係の方、管理職の方、派遣者、請負を使っている方は必読。

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    2009年10月04日
  • 偽装請負

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    著者からいただいたこともあり
    その日のうちに読み始めました。

    さすがはジャーナリスト。
    流れるような文章は本当に読みやすいね。

    面白かった。目からうろこいっぱい落ちたよ。

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    2009年10月07日
  • 偽装請負

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    新聞社の特別チームによる取材。
    大企業の労働体系に沿って問題提起している。
    読む側としては「大企業が悪い」「親会社が悪い」みたいな印象しか残らない。

    日本を牽引してきた企業郡による不正?といえばいいのだろうか?
    経済の回復を科学技術を基にした、モノつくりや技術だけに求めるのはいかがなものかと思う。

    不景気の回復を支えたのは、間違えなく彼ら派遣(本書では請負)労働者だ。
    やはり我々は選ばなければならない時期に来ているのではないだろうか?

    自身の報酬を削ってまで、多くの人に仕事を回し安定化をはかるモデルか、
    格差を認め、虐げることで利益を追求する新資本主義か・・・

    ちなみに中国では労働環境

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    2009年10月04日
  • 偽装請負

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    派遣でもなく請負でもない、違法な勤務形態として蔓延している偽装請負。その現状について、特別報道チームとして取材した結果がまとめられている。具体的な事例について書かれていて、問題が明確化されている。

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    2009年10月04日