朝日新聞特別報道チームの作品一覧

「朝日新聞特別報道チーム」の「偽装請負」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 偽装請負
    4.2
    1990年代から一気に産業界に広まった「偽装請負」という雇用形態。グローバル化で飽くなきコストカット、人員削減を迫られたキヤノン、松下電器産業など超一流企業までもが、率先して安い労働力を求めて、違法行為に手を染めていた! 2006年夏から告発キャンペーン報道を展開し、新聞労連ジャーナリスト大賞優秀賞を受賞した朝日新聞取材チームが、格差社会の「労働悲劇」を描き尽くす渾身のルポ。

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ユーザーレビュー

  • 偽装請負

    Posted by ブクログ

    想像以上に心痛める内容の本だった。圧倒的に強い使用側が違法行為に手を染める話。不景気だったからとか、言い訳はあるのだろうが、許されない行為だと思う。
    IT業界でも請負、委任、派遣といった契約形態があり、それぞれ気を使う必要がある。偽装請負にならないよう、気を付けたい。

    0
    2016年02月01日
  • 偽装請負

    Posted by ブクログ

    空虚な好景気を作り出した、奢れる経営者のとった卑劣な人件費削減計画である偽装請負。
    僕は、結果的に人件費をピンハネしている派遣であっても、「人身売買」と同義として捉えているが、本書で述べられている「偽装請負」という現実はそれよりもなお悲惨である。

    人間が人間として扱われない社会。
    これが拝金主義の行き着いた先にあった、「超好景気」の裏に隠された実際である。

    特に憤りを禁じえないのは、キヤノン会長の御手洗による、あまりに身勝手な発言・思想である。いくら思想的に偏りがあると言われる朝日の取材によるものだとはいえ、自らの足元で違法行為をしておきながら、経団連会長の立場を得て、その行為を合

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    2010年08月27日
  • 偽装請負

    Posted by ブクログ

    ■海外に出れば、知的財産や生産の技術が流出しかねない。そんなリスクは負いたくない。悩んだ末の結論は「ハイテク戦略の中核製品だけは、勤勉な労働者が多い日本で作る」
    ■製造請負を管轄する役所は無かった
    ■社会保険に加入させないケースも少なくなかった。こうした行為はもちろん違法だが、発覚しても、メーカーは「知らなかった」といえば、それ以上、追及されない。
    ■クリーンルーム。語感的には、体にいい場所のように聞こえるが、皮膚呼吸が止められ、動けば厚い。動かないと汗で冷える。照明は高速道路のトンネルと中と同じ黄色一色。輝度が高いから眼が悪くなる。ほこりを除去するため、水分も取り除かれて、空気は乾燥している

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    2009年10月07日
  • 偽装請負

    Posted by ブクログ

    偽装請負のリアルな実態について書かれた中身ずっしりの1冊。キャノンの華やかにCMされたデジカメ、松下の鮮やかなプラズマテレビ。成功を収めた社会的地位の高いこのような企業での生産現場での実態の真実、完成品を使用する人のどれくらいが知っているのだろうか??

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    2009年10月04日
  • 偽装請負

    Posted by ブクログ

    ワーキング・プアの一因を暴いたルポルタージュ。朝日新聞特別報道チームが、キャノン、松下の工場で行われていた「偽装請負」を追求した調査報道の記録。日雇い労働者の現実は切迫している。これまでの報道と、この本で少しでも現実が変われば・・・。

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    2009年10月07日

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