佐藤雅彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「認知バイアス」について書いた本を漫画にしたような物。
途中途中にある小話は興味深かった。
宝くじに当たった人が貰う、その人の人生が破産しないようにする本、など。
「報酬が動機を阻害する」アンダーマイニング効果
「罰金による罪の意識の軽減」罰が与えられることによってモラルの関与がなくなるから。人は道徳を起源として法律を作ったのだから、当然といえば当然。
「選択肢を生み出すことで市民権を得る」おとり効果
新商品!として一つの商品を出すのではなく、あえて2つ同時に出すことでその商品が世に浸透していると思わせる。(新しいものを受け入れられない人の心理)
「買うか買わないか」から「どちらを買 -
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Posted by ブクログ
子ども向けマンガのような絵のおかげで、難しさがうまく軽減されていて分かりやすい。
【メモ】
・アンダーマイニング効果:報酬が動機を阻害する
・フレーミング効果:枠組みで価値が変わる。20%失敗=80%成功
・罰金を支払うと罪の意識が減る
・アンカリング効果:基準によって価値判断が換わる
・代表性ヒューリスティック:既存イメージに囚われる
・極端回避:3つ選択肢があったら真ん中を選びがち
・プライミング効果:事前情報に判断が左右される
・ハロー効果:肩書きなどの表面的特徴に引きずられる
・トータルが同じでも、だんだんよくなるほうを好む
・目標勾配:ゴールが近いと頑張れる
・無料効果:xx円以上購 -
Posted by ブクログ
行動経済学はダン・アリエリーさんの本で興味を持ち、その後も何冊か読みましたが、
どの本も同じような内容なので、これ以上読む必要はないと思っていた分野の本です。
今回この本を手にしたのは、著者が佐藤雅彦さんだから。
人間の「考え方」を深く研究している佐藤雅彦さんは行動経済学をどのように捉えているのか。
どの部分に強く着目し、それをどのように説明するのかを知りたくて読んでみた。
行動経済学を知らない人が、ざっくりと理解するにはいいのではないでしょうか。
マンガにしてはゴチャゴチャしすぎですが、文章だけで説明されるよりも遥かに分かり易い。
あとがきに、行動経済学をどうやって皆に伝えたらよいかを