橋本求のレビュー一覧

  • 遺伝子が語る免疫学夜話

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    自己免疫疾患の原因とは、様々な感染症への耐性を持つ遺伝子が同時に自己免疫疾患を発症させる遺伝子であったことが原因とする説。

    飢餓を生き残るための遺伝子が今となっては、糖尿病や肥満症の原因となっている。

    免疫という医学面の話だけでなく、人類の歴史や過去のパンデミック、衛生環境など、様々な面から、自己免疫症を紐解く。

    非常に刺激的な本。
    久しぶり西面白かった。

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    2024年10月17日
  • 遺伝子が語る免疫学夜話

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    半分くらいは既知の情報だったけど人類の発現まで遡っての遺伝子タイプの話はおもしろかったしパンデミック/エピデミックが人類へ長期的に及ぼす効用についての説明も納得感ある そう考えたときの直近のパンデミックはどう捉えたらいいんだろう マイクロバイオームはここでも触れられていた それにしてもわたしはここでも例外なんだなあ 常に基本から外れる人生だよ

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    2024年10月15日
  • 遺伝子が語る免疫学夜話

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    目から鱗が何枚も落ちる。
    自己免疫の仕組みを説明しながら人間社会の発展に伴う疾病の変化と病原体が感染する方法を解説。
    免疫と進化の密接な関係を解き明かしていく。
    不衛生や寄生虫との疾病の関係にも言及し未来の生活と疾病まで予想する。
    文章は平明で分かりやすく、専門用語も苦にならなかった。
    前口動物と後口動物の定義はすっかり忘れていたが、顎の獲得が脊椎動物の進化に大きな影響を与えたことは新知見だった。
    人にお勧めしたい1冊

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    2024年10月09日
  • 遺伝子が語る免疫学夜話

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     これは「人類史」ですね。読んでよかったです。
     太古の森、感染症で高熱に苦しみながら、ものかげにじっと身を潜めることしかできない先祖。そんな先祖と現代の自分を、著者の橋本求さんに「遺伝子」でつないでもらいました。
     自己免疫疾患の患者のひとりとして、体や遺伝子のことを考えながら読みました。

     マラリアという感染症をご存じでしょうか。ハマダラカという蚊が媒介する「マラリア原虫」が原因です。
     余談ですが、マラリア原虫はもと植物(藻類)なんです!知らなかった・・・、マジメに光合成していたのに、いつのまにか動物に手を出し、生き血をすすっとんです!コワ~(他にもそんなヤミ落ち元植物がおるらしですよ

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    2024年07月09日
  • 遺伝子が語る免疫学夜話

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    驚くほど面白かった
    感染症や免疫学からみた人類の進化

    こういう、生物史を俯瞰するような面白い本が最近ほんと多い
    サピエンス全史とか銃・病原菌・鉄みたいな名著の"巨人の肩に乗り"、更に深める形でこんな面白い本が生まれてるんだろうなー

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    2024年05月15日
  • 遺伝子が語る免疫学夜話

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    「なぜ、自己免疫疾患がおきるのか?」
    サルディーニャ島の歴史や文化、アイスマンの遺伝子情報、シマウマの縞の謎、ガラパゴスの生態系などに話が飛んでいく。
    旧人類との遺伝子交雑やインターフェロン、訓練された免疫などのトピックから紐解いていく。
    おはしとして、面白い。

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    2024年12月18日
  • 遺伝子が語る免疫学夜話

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    著者は自己免疫疾患(免疫が自分自身を攻撃する病気)を専門とする現役の医師です。

    【自己免疫をおこさないために】
    ・幼少期が鍵。昭和の子どものように、青ばなを垂らし、夏風邪をひきながら免疫が微生物との付き合い方を学べる環境が良い。
    ・5歳を過ぎたら、腸内環境とストレスに注意。

    遺伝子と免疫について、楽しく分かりやすく書かれていました。

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    2024年02月13日
  • 遺伝子が語る免疫学夜話

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    リウマチ・膠原病、クローン病、さらに花粉症、アトピー性皮膚炎などの疾患は、なぜ起きるようになったのか? その背景から、人類が何万年もかけて積み重ねてきた進化の物語を読む。自己免疫が暴走しないためには、小さいうちからいろいろな細菌に感染しておくことが大切なんだな、と再認識。どろんこになって遊んでいた幼少期はあながち間違いではなかったのだなぁ。

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    2025年07月18日
  • 遺伝子が語る免疫学夜話

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    ソフトカバーという本の作りからお気軽な中身のものを想像していたが、なかなかどうして専門性の強い話題も多く歯ごたえがあった。
    全部をしっかり理解できたとは言い難いが、免疫が自己を攻撃してしまう自己免疫疾患の増大の背景には、人類としての長いウイルスや細菌、寄生虫との戦いがあり、遺伝的なもの後天的なもの、あるいは社会の進歩に根ざすもの色々と考えられる事が説得力を持って書かれていた。

    最初のマラリアの話題などまさに目鱗であったし、清潔な社会の到来が、小さいうちに様々な感染症を遠ざける事になり、それが大人になってからの重大な感染症を引き起こす大きな要因になっている等の指摘は的を得ている様な気がした。

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    2024年10月20日
  • 遺伝子が語る免疫学夜話

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    サピエンス免疫史みたいな感じで面白く読めた。
    本題ではないんだけど、コウモリは飛行できる唯一の哺乳類なので離島や僻地で貴重な食料になってる一方、ウイルス耐性が強いだけでなく感染してもグッタリしないせいでパンデミックの引き金になりがち…という話がなるほど〜となった。

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    2024年08月03日
  • 遺伝子が語る免疫学夜話

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    自己免疫疾患って怖い。何故そんなことが起きるのか、ウイルスや細菌との闘いの末に自らを攻めることになるとは・・・
    腸内細菌大事にします✨

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    2024年08月02日