小林光のレビュー一覧

  • カーボンニュートラルの経済学 2050年への戦略と予測

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2050年カーボンニュートラル実現に向けた脱炭素シナリオとそのシナリオが実現した場合の社会や産業への影響を定量的かつ分かりやすく論じている。
    本テーマについて断片的かつ漠とした理解しかなかったが、脱炭素に向けて、世界そして日本が過去どのような議論をしてきて現状があるか、そして日本の実態が整理されており大変勉強になった。
    炭素税を導入することで経済成長を毀損するという経済界からの意見があるが、経済成長の足かせにはならない。特定業界の視点ではなく、国家単位で考える必要あり。またそもそも、外部不経済を考慮に入れた議論が必要。

    メモ
    ・日本の脱炭素の実現には、DXとCCSとCarbon Pricing(CP)が不可欠。
     CCSとくの組み合わせで1.2万円/t-CO2の炭素税でCNが可能。
    ・CPには炭素税と排出権取引があり。世界共通の指標を作ることが理想的。
    ・産業連関表にて特定業界への影響が全業界にどのように派生しているかを試算
    ・外部不経済を見越した供給曲線を描くことで、将来の社会的損失を抑えることができるという考え方(需給曲線での図解)

    0
    2022年01月30日