山本健一のレビュー一覧

  • トレイルランナー ヤマケンは笑う

    Posted by ブクログ

    <感想>
    トレイルランナーであり高校教師でもある山本健一氏が書いたトレイルランニングの本。氏の競技歴をなぞる本でもある。徹夜で山中を走るランナーの気持ちを知りたくて読んでみた。勝ちたいとか有名になりたいといった他者との比較ではなく、純粋に走ることが好きな人である。そういう人でないと過酷な競技はできないのかもしれない。

    <アンダーライン>
    ★大会にかつことが自信につながるわけではない。むしろ日々の蓄積が、何より大事。
    ★★★走れる体に感謝すること。
    ★★心身相関
    ★★★走ることに対する見返りを求めるのではなく、純粋に走ることそのものを楽しむ。
    ★優勝したいと思えば体は硬くなり、楽しいなと思って

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    2021年05月11日
  • トレイルランナー ヤマケンは笑う

    Posted by ブクログ

    睡魔に襲われたら、たったまま目を閉じて7秒数える。7秒睡眠。
    エイドステーションで何を話そうか考えながら走る。
    山岳部で15キロのおもりを持って走る。
    痛いと思いながら走ると痛みをこらえた走りになる。痛いと思わずに走ると身体が痛みに反応する。
    お酒をやめると筋肉の弾力性や回復性が変わる。
    カフェインを摂らないと感覚が鋭敏になる。
    風景に後押しされる。風景が励ましていると感じる。

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    2016年12月22日
  • トレイルランナー ヤマケンは笑う

    Posted by ブクログ

    トレイルランナー、ヤマケンの言葉は修験道で悟った仏教者のようだ。

    欲を捨てる。他人と争わない。今の自分を受け入れる。周りの全てに感謝する。やはり険しい山を170kmも走るとなると人知を超えた世界を覗いてしまうのかもしれない。

    高校教師をしながら家族を養い、趣味と自分の能力の限界を極めるというシンプルイズベストな生き方。
    楽しむ。心の底から。それ故の底抜けの笑顔は誰の心にも美しく映える。

    アスリートの文章はいい。
    簡潔で素直で頭にスーッと入ってくる。シンプルに生きたい時に。迷った時に。胸に刻む。

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    2015年11月19日
  • トレイルランナー ヤマケンは笑う

    Posted by ブクログ

    自分は、ここまで練習しているランナーでもないし、こんなに早く走れるわけでもない(彼の100マイルでの平均スピードは私の平地でのスピードよりも速い)。でも、走る気持ちという部分では共通のモノがあるような気がする。順位なんて気にしない(自分はまず、気にする順位でもないが)、走ることが楽しく笑顔(苦しい時は苦しい顔をしてしまうが基本的にへらへら)などレベルは段違いだが気持ち的に通じるのではと思う。今月は、走れていないので、ちょっとでも走るモチベーションにでもなれば・・・

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    2015年08月17日