鈴木博文のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
我が家の夕食の会話は、アートの話が中心です。
息子が現代アートにハマっていて、マルセル・デュシャン、アンディ・ウォーホル、バンクシー、キース・ヘリング……といった名前が毎日のように飛び交います。
家族は自然とその話を聞く側に回るのですが、そんな環境にいると、嫌でも現代美術に興味が湧いてくるものです。
ただ、作品そのものを「楽しめていたか?」と問われると、正直「?」という気持ちもありました。そんな私にぴったりの解説本がありました。
それが『現代アートがよくわからないので楽しみ方を教えてください 9つの型で「なにこれ?」が「なるほど!」に変わる』です。
まず、「現代美術」の“現代”とは一体い -
Posted by ブクログ
タイトルにつられて手に取った結果、少しは現代アートを理解できるような気がしてきた。
今まではアートに触れても何となく楽しい、作者の意図してることはこんなことかな…等とあまり深く考えてこなかった。これからは、作品が何らかのパターンであることを考える…とまではいかないが、一見何が何だか分からないような作品も立ち止まってじっくり考えてみたいと思う。
昔、トイレの個室が何個か展示されており、そこに鑑賞者が入るとその様子が別室でカメラに映し出される作品を観たことがあるが、これは参加型のアートだったんだな。それだけじゃなくて、普段は1人で入る誰にも邪魔されない空間を他人に見られているという点で、プライバ