真瀬もとのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
アイルランド独立派に、なんとも意味深な「白薔薇」の予言、謎の貴人はエドワード、プランタジネット王家とかヨークとか関わってくるっておいおいおいおい!…
ベイカーストリート・イレギュラーズという、シャーロック・ホームズの探索を手伝う19世紀イギリス貧民街の少年探偵団。の、少年たちが活躍するホームズ譚異聞みたいなものを想定して買ったんですが。あらあらなんだか想定外。
主人公リアムはイレギュラーズで、もちろんウィギンズ含め他の本家イレギュラーズも活躍するんですが、これはむしろリアムの物語ですよね…?しかし期待外れかと思いきや、それがそうでもない。むしろ面白くて止まりませんでした。
ホームズの描かれ方も -
Posted by ブクログ
ホームズと言えば犬のホームズ(年がバレる)というぐらい、ホームズには薄い知識しかありませんが、この話のメインは、そのホームズを手伝ったベイカー街少年探偵団(ベイカーストリートイレギュラーズ)の少年たちということで、読んでみました。
ホームズに詳しければ、もっと楽しいんだろうな~っていう箇所が散見されましたが、それでもなかなか楽しかった。主人公リアムの少年であるがゆえの無鉄砲さとか、無力さとかもいいスパイスになっていて、大人であるホームズの完全無欠さとの対比もいい。リアムのお父さんも壮絶な過去現在でありながら、リアムには本当にいいお父さんなんだよなぁ。
別の大きな謎を引っ張ったまま次巻に続い -
Posted by ブクログ
ネタバレこれはおもしろい。
普通の推理小説好きが面白いんだから、シャーロキアンには、きっとたまらない面白さなんでしょうね。
ホームズを助けて活躍する貧しい少年たちの物語。
タイトルのにある「キューピッドの涙」なんて表現が、なんとも少年ごのみの推理小説の雰囲気でいい!
本家のホームズものに出てくるさまざまな人物がちりばめられている中、ホームズをしたいホームズのために働いている貧民街の少年たちが縦横無尽に活躍するというお話。
ミステリなのであらすじ紹介はやめておきますが、文体も本家を思わせて(といっても、自分は翻訳でしか読んだことありませんけど)、小学生のころ、ちょっと背伸びして新潮文庫でホームズシリ -
Posted by ブクログ
かの名探偵の始祖、シャーロック・ホームズの、まったく新しい物語。
ホームズが作中で最も頼りにした遊撃隊、ベイカー・ストリート・イレギュラーズ。
通称、少年探偵団。
その少年たちをメインに据えた物語。
それだけでも充分に心躍るのに、かてて加えてこの本は。
なんとあとがき解説マンガを、『Q.E.D.』の、加藤元浩氏が描いているという贅沢っぷり。
見かけて即買い、即読み終わりました。
少年探偵団をメインに据えてはいるものの、もちろん、ホームズもののパスティーシュなわけで、原典に出てきたメインキャラというか人気キャラというか有名どころというか要するにアイリーン・アドラーとか教授とか、これ