六六のレビュー一覧

  • 上海、かたつむりの家
    過激なグルーブ感があり、最高に面白かった。
    外国語で書かれた本は苦手だったが、これはスルスル読めた。
    ドラマ版も是非観てみたい。
  • 上海、かたつむりの家
    一気に読んでしまいました。中国・上海の実情がわかる内容で、他の人も感想で言ってますが、昼ドラみたいな内容もあり飽きずに読み切ってしまいました。
    さすが一度大ヒットして、中国全土に放送する予定が中止になるくらい実情を綴ってるだけはあります。
    それだけ、リアルで中国国民に共感が持てる内容だから大ヒットし...続きを読む
  • 上海、かたつむりの家
    冒頭に訳者が書いている通り、上海のリアルなストーリーを感じられてとても面白かった。他の著書も読んでみたい。中国という国を知ることができ、物の見方が変わる。
  • 上海、かたつむりの家
    上海に住む姉妹とその夫、彼氏が出産、マンションの購入などに翻弄される。
    完全な貧困ではないが金銭的な問題から人生が転落する様や
    中国の社会的問題、政治的な仕組み、また中国人の価値観や倫理観がわかる。
    テンポのよい展開で5時間くらいで一気に読み終えた。
  • 上海、かたつむりの家
    正月早々、天津出張中に読んだ一冊、メチャ面白い4年ほど前に中国でドラマ化され話題になった作品ですが、今の中国そのものです。ぜひお読よみください。
  • 上海、かたつむりの家
    中国ではやったドラマの原作。面白かったけど、かなりドロドロとした内容。結末も悲惨。

    品行方正な役人がいかに腐敗していくか、という物語でもある。
  • 上海、かたつむりの家
    今とはまた状況が違うのだろうけど、これがリアルなところなのかなぁーと思った。結局誰が悪だったのか、みんな欲望を満たそうとして少しずつ悪い方向へ行ったのか、最後の終わり方はこれで良かったのか、小説だからいいのかもしれないけど、なんか少しもの悲しい。その微妙な苦しい悲しさも上海らしい気がした。
  • 上海、かたつむりの家
    ハイビンの自己中心的なマンション購入資金集めに驚くが、子供を親に預けた状況や夫のアルバイト事件、良い子で彼氏にも恵まれていた妹の不倫などが立て続けに起こり、どれも他人事でなくひきつけられる。宋スンミンの結末はハッキリ言って大満足。これかとことん誠実になるかでなきゃ納得できない。人の心は石ではない。妻...続きを読む
  • 上海、かたつむりの家
    原文(中国語)は読んでないので何とも言えないが、訳文は忠実にただ訳した感じ。
    中国の実情がわかり、その辺はご愛嬌。

    本土ではドラマが途中で打ち切られたとか。
    まあ、あの内容なら仕方ないか。

    汚職ひどいんだろうな・・・
  • 上海、かたつむりの家
    「これでこそ、僕の女房だ。あんまり優しいと、なんか不安になってくるよ。僕に対して民主主義を実践してくれなくていいからね。専制君主のほうが、人民は安心するんだから。」(同書、p.318)
    汚職、格差、愛人問題....各所に多様な皮肉が見られ、中国が抱える問題を丸ごと盛り込んだ一冊。2人2組の若者カップ...続きを読む
  • 上海、かたつむりの家
    中国でこのドラマが大ヒットしたらしい。それだけ民衆の共感を得た、実体験に近い本ということなのだろう。

    結婚して、子供を育て、家を買う。みんなが憧れる幸せの家庭のカタチ。でも、中国では物価がどんどん上昇しているので、家を買うために給料が追い付かない。だから、知り合いから借金をする、賄賂を渡す、グレー...続きを読む
  • 上海、かたつむりの家
    小説としての完成度は?現在の中国都市住人の感覚を垣間見ることはできた。現実の生活感とは、日本のテレビドラマを見ているのと同じくらいの乖離があるのかな。
  • 上海、かたつむりの家
    一気読みしてしまいました。最後はちょっとイカにも作り話、と思わなくもないけど、それを差し引いても面白い!
  • 上海、かたつむりの家
    夢中になって読んだ。現代中国の事情が知れて勉強にもなった。目次の見出しが面白い。中国でドラマ化してるようだが、とても観たいと思う。
  • 上海、かたつむりの家
    中国で2007年に出版された大ベストセラーだそうだ。
    445ページあるそこそこ分厚い小説なのだけど、一息に読んでしまった。
    フィクションかノンフィクションか、でも、これが実際に上海という街で起こっていると言われても、納得できてしまう感じがする。

    新婚夫婦が、「早く家を見つけないと、どんどん物価があ...続きを読む
  • 上海、かたつむりの家
    「あまりにもリアルすぎる。」と中国人が言った意味がわかった。

    相も変わらず中国は法治主義ではなく人治主義。

    本書に書かれているコネが幅を効かす社会が
    このまま発展を続ける中国において続くのであれば
    「中華」の歴史に照らし合わると、なんらかの蜂起が起きるだろう。

    家や子供で女は変わる、
    どこの国...続きを読む
  • 上海、かたつむりの家
    中国の現在や、いやいや中国だけには収まらない男と女の現代の在り様なんかはリアル。中国も日本も、男と女と金持ちも貧乏人も、みんな一生懸命、不器用に生きている。純粋に。読みやすくて、ぜひおすすめです。
  • 上海、かたつむりの家
    住宅ローンの資金集めに奔走する姿、中国人の現実的な性格、上に弱い体質、愛人関係など、中国の生々しい様子が描かれている。
    主人公の一人である海萍とその生徒のマークの関係が爽やかなのが救い。
    ページ数は多いが、展開が早いのでテンポよく読める。
  • 上海、かたつむりの家
    海萍,海藻,蘇淳,宋思明がメインキャラクター。

    海萍,蘇淳の夫婦は家賃8500円、10平米(7畳程)の家にくらす。小さい子供がいるが、お金を稼ぐために祖母に預け切り詰めた生活をする。
    海萍の妹海藻は一人っ子政策の中望まれない形で生まれ、唯一自分の存在を喜んでくれる姉を中心に生活する。恋人の小貝とは...続きを読む
  • 上海、かたつむりの家
    途中まではコメディっぽくて笑いながら読み進んだけど途中から面白くなくなった
    団体ででかい荷物持って大声で喋って道を塞ぐあの人たちは異国の人ってか異星人みたいに思ってたけど、同じ人間なんだなって初めて気付いた感じ