澤穂希のレビュー一覧
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14歳で代表入りして以来、日本女子サッカー界を牽引してきた澤穂希の選手として人間として、女性アスリートとしての歩みをはじめて自身の文章で語ったものです。
彼女という存在に興味があったので読みました。 正直に申し上げて、僕はサッカーそのものにはあまり興味がありません。「なでしこジャパン」の彼女たちが一躍脚光を浴びた試合も翌朝スポーツニュースを見て結果を知ったぐらいでしたから。しかし、日の丸の旗を身にまとい、フィールドをかける彼女の後姿を写した写真をNumber誌で見て、それで彼女という人間に興味を持ったので、この本を読んでみる事にしました。おそらく、彼女の経歴に関しては僕なんかよりも皆さんのほ -
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史上初となる2011年度「FIFA最優秀選手賞(FIFAバロンドール)」を受賞させた穂希さん。
1978年お米が不作でお米がいっぱい採れますようにとの願いで命名されたそうです。
6歳の時初めて蹴ったサッカーボールがゴールした瞬間がきっかけとなりサッカーの虜になられ、
座右の銘は「夢は見るものではなく叶えるもの」の通りFIFA女子ワールドカップ2011年ドイツ大会優勝を実現された、そんな彼女は、凄いとしか言葉がでない。
勿論、逃げ出したくなるほど苦しい思いをするときも自分で見つけた大好きなことだから、サッカーをやめようと思ったことは一度もない。
とことんやりとおさないと結果は出ないと強気だが -
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生まれた年のお米が不作だったため、翌年の豊作を願って穂希という名がついたそうだ。
今年彼女がキャプテンとして成し遂げた偉業は、豊作と同じくらい日本を明るくするものだった。
元々足の力が強い子供で、兄に連れられサッカーを始めたそうだ。
そこからこの女性版キャプテン翼の物語がスタートするわけだが、順風満帆だったわけではない。
女子サッカー不毛の時代に生まれた彼女は男の子と共にプレーをする。
試合中にスパイクを蹴られ、相手の男の子を追いかけ回した。
全国大会にチームが出場したが、女の子ということで大会に出られなかった。
合宿等の時には、チームメートの母親と同じ部屋に寝泊まりして協力を -
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ネタバレ日本女子サッカーを引っ張ってきた澤穂希選手。
W杯で優勝する前の2008年に執筆されたもので、今までの彼女のサッカー人生が分かる本になっています。
目の前に何度も立ちはだかる壁に対して、決して逃げることなく立ち向かい、たとえ乗り越えられたとしても満足することなく、自分の成長につながると考え、また新しい夢や目標に向かって走り続ける。
澤選手の人生はその繰り返しでした。
2011年W杯で優勝しても、直後の会見ですぐに来年2012年のロンドンオリンピックを目標に掲げる姿勢には驚きましたが、この本を読むと納得しました。
澤選手は結果はどうであれ決して満足せず、常に上を目指している、志の高い人だと思いま -
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2011年女子ワールドカップ優勝&大会MVP&得点女王のトリプルクラウンを掴んだ澤穂希の自叙伝。この本は北京五輪の前に出版されており、前述の栄光を手にした結果を知ってうえで、それにチャレンジしようとする彼女の、なでしこジャパンの歩みを垣間見れる貴重な一冊。
好きなことを続けるモチベーション、また好きなことを続けられることへの周りへの感謝に溢れており、本当にサッカーが好きで、本当に負けず嫌いで、向上心の塊なんだと改めて感じる。
ワールドカップ優勝の目標を1大会前倒しで達成した今、ロンドン五輪へかかる重圧は、これまで以上のものになることは用意に想像できる。
しかし著者である先駆者は、もう先駆者では -
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W杯で日本が優勝したのも昔話になりつつありますが、
その頃の日本代表キャプテン、澤穂希さんによる
半生を綴った自伝。
この本が出たタイミングでは、まだW杯優勝もしておらず、
本人もまさか優勝できるとまでは
感じてなかったかのような印象すら受けます。
それくらい、澤さんを中心に日本の女子サッカーが
進化していったのが彼女の自伝を通じて理解できます。
自分はあまり知らなかったのですが、
彼女が若い頃は女子チームの消滅などもあり、
彼女自身も色々な苦労があった様子で、
アメリカへの挑戦も決して簡単なものではなかったことが
本を通じて伝わってきます。
それにしても中学生からプロとは、
凄すぎます -
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もはや国民的人気となった女子サッカー選手、澤穂希さんの自伝的エッセイ。
「夢は見るものじゃなく、かなえるもの」という彼女の信条は、取り分けて中高生や大学生たちにぜひ聞いて欲しい言葉。
夢や希望という言葉が聞かれなくなって久しい。
だが、いつの時代も人を動かすのは、「こんなこと、できるだろうか?」「いや、必ずできる。やってやる!」という信念でしかないのではないか。
東日本大震災以後、その想いは一層強くなった。
何があっても、人間は必ず立ち上がれる。
私達は、やれる!
それはまさしく、なでしこジャパンが教えてくれたことそのものでもある。
ちなみに、この本は、周囲から見た、澤選手の横顔もコラ