廣宮孝信のレビュー一覧
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TPPとはTrans-Pacific Partnershipの略で、和訳すると「環太平洋戦略的経済連携協定」。
この長ったらしい名称の協定について分かりやすく解説してくれています。
ただし、本の後半部分は橋本知事の「大阪都構想」について反対論となっています。(著者によるとこの構想とTPPは非常に関連性があるとのこと)
ところで、TPPと似たような協定で有名なFTA(自由貿易協定)があるのですが、TPPがFTAと決定的に異なるのは、TPPには「関税の完全撤廃」が謳われていることです。
FTAでは当事国がそれぞれ保護したい産業については自由貿易の例外として認められるのですが、TPPではこ -
Posted by ブクログ
昨年から三橋氏の本は読むようにしていますが、彼は日本の景気を回復するための政策を提言しています。彼の本を読むことで、国家経済には会社と同じようにストックとフローがある、負債と資産は一対一対応、誰かの支出は誰かの所得であるという原則が次第にわかってきたような気になります。
彼の本には毎度のごとく書かれている内容ですが、重要なことでもあり、なんども繰り返し解説してもらうと私も理解が深まっていくと思います。この本の帯に書かれているように、この本のエッセンスを政治家やマスコミの人に理解してもらって、実際の政策に活かしていただきたいと思いました。
また、この本で巷に言われているハイパーの定義(p -
Posted by ブクログ
元々、ざっと見るだけと思っていたが、1時間以内で終わってしまった。
内容薄い??(笑)
<自分メモ>
●TPP or 貿易協定一般(FTA/EPA)?
事前に思っていたことですが、やはり、TPPに特化した話をしているのか、貿易協定一般(FTA/EPA)の話をしているのかは分けて考える必要がありそう。
この本の論調だと、やはり「『TPPは』反対」という感じのようですね。
賛成派は、全般、反対派は、TPPに特化した話をしている時が多い気がします。
なお、先日、日経新聞で、経済学者の伊藤元重さんと、農法派閥の政治家のTPPの対談がありました。
その中で、伊藤さんは、基本は、貿易協定一般論の議論