高本茂のレビュー一覧

  • 忘れられた革命――1917年

    Posted by ブクログ

    この本では1917年のロシア革命からその後のソビエトの独裁の流れについて解説されていきます。 この本の特徴は、かつて著者自身がロシア革命の理念に感銘を受け、マルクス思想に傾倒したものの、やがて時を経るにつれてソ連の実態がわかり、今ではそれに対して苦悩の念を抱いているという立場で書かれている点です。 最初からマルクス主義に対して批判をしていたのではなく、長い間それに傾倒していたからこそ語れる苦悩がこの本からは漂ってきます。

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    2024年08月16日