森崎和江のレビュー一覧
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試し読み
Posted by ブクログ
九州の女炭鉱夫への聞き取り本。
インタビューのまま強烈な方言で書かれており、読みにくいがその分、生々しく体験が伝わる。
炭鉱は暗く、狭く、陰鬱な恐怖の場所である。ガスへの引火、落盤、トロッコの暴走でいとも簡単に人が死ぬ。
そのような環境だからこそ、暗闇で蝋燭がひときわ輝くような強烈な生命の発露がインタビューから感じ取れる。
作者の解説で、炭鉱労働は無くなる一方の労働であるというくだりがあった。採れば採るほど、炭は枯渇し、深くまで掘ることとなり、最後は鉱山が終わる。そこに発展はない。殖えることのない労働だ。
そのような労働に殖やす性である女性が身を捧げるちぐはぐさ、それも作者がこの本で伝えたいこ