森崎和江のレビュー一覧

  • 能登早春紀行

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    著者は1927年朝鮮大邱生まれ。1923年生まれの司馬遼太郎氏と同世代。「能登早春紀行」と「津軽海峡を越えて」の2編を収録する。同じく紀行文である司馬氏の「街道をゆく」が歴史を中心に触れているのに対し、本書は人々の生活、民俗に重きを置いている。

    第一部は冬の能登半島を時計回りにぐるりと一周。各地に笑い話が伝わる。千浦の又次(沖で船から包丁を落とし、港に戻ってから船につけた目印を手がかりに海に潜って探す話)、引砂のサンニョモン(3つまとめて三文や、全裸で松茸売った話)。
    浄土真宗の宗徒が多い地域はこういった昔話や民話が少ないと、司馬遼太郎先生がどこかで書いていたような気がするが、加賀の本拠地・

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    2026年03月20日
  • からゆきさん 異国に売られた少女たち

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    貧しさゆえに子どもが売られていた時代、
    主に天草、島原出身の海を渡っていった少女たちの話。公娼制度があった時代とはいえ今の感覚からすると信じ難い話だった。

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    2025年09月27日
  • まっくら 女坑夫からの聞き書き

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    九州の女炭鉱夫への聞き取り本。
    インタビューのまま強烈な方言で書かれており、読みにくいがその分、生々しく体験が伝わる。
    炭鉱は暗く、狭く、陰鬱な恐怖の場所である。ガスへの引火、落盤、トロッコの暴走でいとも簡単に人が死ぬ。
    そのような環境だからこそ、暗闇で蝋燭がひときわ輝くような強烈な生命の発露がインタビューから感じ取れる。
    作者の解説で、炭鉱労働は無くなる一方の労働であるというくだりがあった。採れば採るほど、炭は枯渇し、深くまで掘ることとなり、最後は鉱山が終わる。そこに発展はない。殖えることのない労働だ。
    そのような労働に殖やす性である女性が身を捧げるちぐはぐさ、それも作者がこの本で伝えたいこ

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    2023年01月11日
  • からゆきさん 異国に売られた少女たち

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    なんとなくこういうことなんだろうな、と思っていたことが本当に甘すぎて、いい歳をして我ながら無知すぎていやになる。

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    2018年01月21日