久保田敦子のレビュー一覧

  • これからのAI、正しい付き合い方と使い方 「共同知能」と共生するためのヒント

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    「AI版の私と対話したところ、私は自分自身のチューリング・テストに落ちた」
    この1年くらいで何冊かのAI関連本を読んだが、ダントツに面白かった。とくに第4章『「人」としてのAI』は必読。そこではAIがあたかも知性や感情を持つ人のようにふるまう(ように見える)ことについて、実際のAIとの会話を引用しながら説明している。AIは人間の期待に沿うように応答するだけだというが、それがときにAIがあたかも人格を持っているかのように錯覚してしまうことは確かに起こるらしい。自分はAIを単に便利な調べものツールとしてしか使っていないが、AIネイティブ世代にはどう見えているのだろうか。
    この本で取り上げているAI

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    2025年07月19日
  • これからのAI、正しい付き合い方と使い方 「共同知能」と共生するためのヒント

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    実用的ではあるが実用書ではない。AIの使いこなしは、たんに道具を使うのとは一線を画している。この新しい知性がどんなやつなのかを知る必要がある、ということだ。だいたいの人より能力が高くて、人の気に入りそうなことを言う癖がある。自分を機械とは思っていない。倫理観は教え込まれているように見えて、騙して非人道的な知識のコントロールを外すのは超簡単。頭のいい人よりも、頭のわるい人にとっての恩恵がはるかに大きい。アイデアをたくさん出させるのは超得意だけど、そのなかからクズをより分けるのは苦手。教師として使うのは、かなり有能。ひとまずは、今後AIは進化し続けるし、「いまがいちばんバカ」なんだということを念頭

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    2025年06月11日
  • これからのAI、正しい付き合い方と使い方 「共同知能」と共生するためのヒント

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    これは単なるAI解説書ではなく、ページをめくるたびに、未来のテクノロジーとの向き合い方を、驚きとユーモアを交えながら教えてくれる一冊となっている。
    「AIに一部執筆してもらった」という事実は、本書が机上の空論ではなく、著者自身がAIとの「共同知能」を実践している証拠。そのやり取りが垣間見える部分は、まるでSF小説のようで、AIの可能性と限界、そして私たち人間の役割について深く考えさせられる。
    例えば、本書の中でモリック氏は、AIとの対話を通じて生まれたユニークな視点や、時には予想外の「珍回答」を紹介している。それは、まるで優秀なアシスタントでありながら、時折とんでもない発言をする個性的な同僚と

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    2025年05月03日
  • これからのAI、正しい付き合い方と使い方 「共同知能」と共生するためのヒント

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    原題CO-INTELLIGENCE
    本書ではAI、特に生成AIの登場により、人工知能を人類の共同知性として扱う必要があるのではないか?という主張をしている。最新の研究をもとに、生成AIの実生活へのインパクトを紹介してくれている。これらの事例は、今後の世の中を考えるのに非常に参考になった。

    ただ紹介されている事例を見るに、今のAIを共同知性として扱うのはなかなか、難しそうである。これはAI側の能力不足ではなく、人間側に問題がありそうだ。事例にもあるように、AIの生成結果を盲目的に信じてしまう傾向は、思う当たる節もあり非常に恐ろしい気がする。これからの世代には、AIの生成結果を盲目的に信じないと

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    2025年02月19日
  • これからのAI、正しい付き合い方と使い方 「共同知能」と共生するためのヒント

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    AIとうまく協力していくための4原則、ケンタウロスとサイボーグのアプローチは参考になった。
    まずAIを試しでもいいので使ってみて、自分の仕事やタスクにどう活用できるか?を考える。ということを実践していきたいと改めて感じた。

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    2025年07月24日
  • これからのAI、正しい付き合い方と使い方 「共同知能」と共生するためのヒント

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    ChatGPTが有名になって以来、去年もAIはますます身近になってきたし、今年はAIエージェント(与えられたタスクを自動的にこなすAIサービス)の年になるとも言われていたりする。
    そんな中で、この本はこれからもAIと付き合っていくうえで、読んでおいて損はない本なんじゃないかと思う。

    AIを「共同知能」として、協力してやっていくためのルールとして、本書で言われていた以下のルールは勉強になった。
    常にAIを参加させること(これによりAIにできること、できないことの境界もわかりやすくなるのだと思う)、
    人間参加型にすること(AIに丸投げしてしまうと、むしろ誤りをまねくことも多い)、
    AIを人間のよ

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    2025年01月07日
  • これからのAI、正しい付き合い方と使い方 「共同知能」と共生するためのヒント

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    「人」としてのAI
    「創造性」としてのAI
    「仕事仲間」としてのAI
    「家庭教師」としてのAI
    「コーチ」としてのAI
    「未来」としてのAI

    とわかれているので読みやすいが、前半の生成AIとは、みたいな部分がかなり読むのに苦戦してなかなか進まなかった。イーサン・モリックは生成AI研究の第一人者ということなので、一般人の私には難しかったのかもしれない。

    今後AIがどのように私の生活に入りこみ共存できるのか、考えるきっかけにできる本。

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    2025年05月09日
  • これからのAI、正しい付き合い方と使い方 「共同知能」と共生するためのヒント

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    アラインメント問題
    人間と利益面で価値観が一致するAIをどうつくるか

    ギザギザの境界線

    AIは独創的
    めちゃくちゃ独創的な人には及ばないが、一般よりはずっとアイデアを出せる

    人は本来AIの使用を企業に教えたくない力学が働く
    AIから最も引き上げてもらえるのはもともとの能力が最も低かったひとたち

    人は仕事中10時間も退屈してる
    そして退屈は危険、人をサディスティックにする
    その退屈をAIが代替することの価値は大きい

    アマラの法則
    テクノロジーの影響を短期的には過大評価し、長期的には過小評価しがち

    2シグマ問題
    個別指導を受けた生徒は教室で指導を受けるよりも2シグマ分標準偏差が高い

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    2025年03月22日
  • ウォールストリート伝説のブローカーが弟に教えた 負けない投資術

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    負けない投資術ってあたりまえで単純なことであるということを教えてくれる。売買タイミングは誰にもわからない。意味がないというが、ここは判断が分かれるところだろう。アクティブよりインデックスだ。sp500を買えと。言葉遣いが汚いが、眠くならないようにするための仕掛けだろう。ウォール街の歴史は面白かった。

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    2024年03月20日