梅國典のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「思考エンジン」を磨くための事業開発
経営学者のチャールズ・オライリーが提唱する「両利きの経営」が想起される。企業がイノベーションを起こすには、成熟事業を深掘りする「深化」に加え、新領域を開拓する「探索」という2つの活動をバランスよく進めることが欠かせないとオライリーは説く。
探索の成果は新規事業の成長にあると考えられがちだが、良品計画の場合、新しい事業開発で得た知見を、既存事業を磨くヒントにしているところがある。
原の言葉を借りれば、家を作り、ホテルを運営するといった活動を通じて無印良品という「思考エンジン」を磨き、そこから生まれる製品群を磨いている。
もちろん、良品計画も上場企業であり、本業以外の事業でも利益確保を目指している。良品計画は「商いを通じて、『社会や人の役に立つ』」ことをビジョンに掲げる。利益が出なければ「商い」ではないし、持続可能な取り組みでもない。
それでも、株式市場において本質的に評価されにくい危うさを内包してい
日本の伝統に倣った「三方よし」経営ともいえるし、資本主義へのアンチテーゼともいえる。