奥田健次のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
何か不都合が発生した際に、行動・行為の原因(本人の整理的状況を足がかりに本人の成長過程や経歴等を類推し、兎角否定し…てしまうこともある)に注目するのではなく、単純に行動随伴性を記述・整理することで、行動を変えていく糸口を掴むことが可能、それが重要というメッセージ。
そもそも自分には、仕事の上で「怒り」を抱くことが多々あり、まずはそこを直す・見つめることが大事なようなきもするが、大いに勉強になった。
★飴と鞭の「鞭」副作用
①行動自体を減らし積極性を失わせる
②何も新しいことを教えたことにならない・何も生み出さない
③一時的な効果で持続しない
④罰的な関わりがエスカレートする
⑤弱化を受けた側にネガティブな情緒反応を引き起こす
⑥負の連鎖で「受けた側」が他人に同じことをしてしまう可能性
行動の機能は4つ → それを活かした「トークンエコノミー法」
①物や活動を得られる
②注目が得られる
③嫌なことから逃避・回避できる
④感覚が得られる -
Posted by ブクログ
どうせあれでしょ?「褒める」とか「頭っから否定しない」とかそうゆうことでしょ?と思っていた私。
前半は「褒めまくり」推奨。
天狗になったらどうすんのよ。と思いつつ。
褒めまくり育児、結構楽しいのでまずは良し。
だよね、そうゆう本だよね。といい気になってると途中から雲行きが変わってきました。
それもそうだけど、例えば「お手伝い」。
他では「簡単でいいので役割を与えて褒めましょう」っていうのをよく見ます。それもいいんですけど、役割を与えてしまうと。「それ、やったからもうイイ」っていう子になっちゃう危険性もある。役割はなくても困ってる時には手を貸すという芽を育てましょう。みたいなことが書いてある。
それってマニュアル的な「こんな子育てすればOK」じゃなくて、いつも子供の気持ちや興味にも臨機応変に対応できないと思う。
それとか、例えば「楽しみにしていた家族旅行」、約束していたのに子供が電車で騒いでしまった・・・そんなときはどうする?ドアまで連れて行って「静かにしないと下りるよ」と脅す?でも本当に静かにならなかったら?せっかく予約したホテルも、レストランもすべてキャンセルして本当に引き返す?答えは本で。
親がガツンと電車を降りたら・・・子供は親や年長者をナメるような人間にならないだろうな。
ま、子育てには
「これやっときゃOK的マニュアルはない。」
「いつも腹をくくらないといけない。」
ってことを肝に銘じました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ事例で説明した行動分析学の入門書で、杉山尚子著『行動分析学入門』の勝手版という位置づけとのこと。
直前ー行動ー直後の3マスを使い、ウィットもシニカルも含んだ気取らない説明。
行動の定義(死人にはできない、ビデオ撮影して分かる具体的なもの)。
行動の直後に続く結果に原因があるオペラント行動。
好子(こうし)と嫌子(けんし)が原因となる行動随伴性による四つの行動原理。その応用形としての消去、消去バースト、回復、阻止。
行動の四つの機能(得られる:物や活動、注目、感覚。逃避・回避)
望ましくない行動を減らし、望ましい行動を増やす介入としてのエクスポージャー、トークンエコノミー、FTスケジュール、任意の努力。
行動の原因が直後の結果にあるオペラント行動は、アドラー心理学を思い出させ、直前の刺激で起こるレスポンデント行動の説明には妙に納得した。
現実の行動の原因は、モデル化されている行動随伴性と行動の機能が重複して関わっているものだと思われるが、基本的な構造の理解と行動分析学に基づく介入の効果・影響が印象的だった。
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Posted by ブクログ
夏の研修(というか講習)で、著者を知った。
子育てブラックジャックの異名を持ち、ブログも連載しておられます。けっこうくどいので疲れているときにはおススメしません。
現在関わっている生徒の課題解決のヒントを探したくて読んだ。
ポイントは
①権利と特権は別物
②アメとムチを使い分けるのではなく、アメとアメ無しを使い分ける
の2点かな。
この2点を軸に、様々な問題行動ケースの改善方法を紹介している。
全てを実行するには、ものすごーーーく気力や体力を使う。中途半端じゃダメ。こちらも真剣勝負。「極論だ!」といえばそれまでだけど、著者がたくさんの実績を持っているのも事実。
私は生徒の母親にはなれません。だけど、子育てのお手伝いくらいならがんばります。
育児書なので、読みやすいです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ○臨床心理士の実学者である奥田氏による、行動分析学に基づく教育関する著作。
○具体的な子育て(しつけ?)に関する相談事例を元に、質問への回答という形で、著者の考えやアドバイスを紹介。
○「アメとムチ」ではなく「アメとアメ無し」との考え方など、当たり前にやってしまいそうなことを、行動分析額の観点から客観的に指摘、解説。
○単純に「甘やかす」とか「厳しい」といった判断基準ではなく、子どものそのときどきの行動・状況を分析し、「なぜそのようなことをするのか」を「自問自答(口に出してはいけない)」したうえで、望ましい対応をする必要がある。分かっていても難しいと思うが・・・
○著者のいう「どういう大人になってもらいたいか」という問いへの答えを考えることこそ、子育ての基本であるということを再認識。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ『叱る』よりも『褒める』ことで子どもを育てよう~という内容です。
子どもって、毎日やって欲しくないことばっかりやっているもの。叱ってしまうのって手っ取り早くて、怒鳴りつけて子どもが言うことを聞けば自分のイライラも解消されたりするけれど、そこをぐっと我慢して褒めるって…結構辛い…。
褒めるためには子どもをよく見ていなければならないし、親としては我慢がしんどいけど、褒められて出来るようになるならやっぱりその方がいいことだよなぁって思います。
以下本文より抜粋
やってほしい行動の直後に「子どもにとっていいこと」(親の褒め言葉など)を伴わせ、
やってほしくない行動の直後に「子どもにとって嫌なこと」「面倒なこと」(遊びを中断させるなど)を伴わせていけばいいのです。
約束を破ったときに叱るよりも、できたときに必ず褒める方が効果的です。
子どもが真剣にやったことなら、褒めポイントを探して百通りの言葉で褒めましょう
子どもが約束を破ったときにはイエローカードではなく、レッドカードを出しましょう
例:車内で騒ぐなどの問題行動が見られた時に「今度やったら電車を降りて帰る」と宣告したならば、本当にそれを守ること。
親が本気でやらなければ子どもは破っても許されると思ってしまう。脅しで逆効果。