奥田健次のレビュー一覧
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いつも子どもを怒った後に自己嫌悪。
そりゃ~叱りゼロで、自分からやる子になってくれたら
どんなにいいか!!
と、タイトルに魅かれて読んでみました。
内容は簡潔に言うと
子どもの良い点を褒めること!
性格ではなく、行動として見て
なぜその行動をしてしまうのかを考える。
この本では
アメとムチではなく、アメとアメなしという育児法が
分かりやすい例で書かれていて
今までで一番納得できました。
今まで同じように書かれている
コーチング本や育児本を読んで
分かったつもりになっていても、
実践できていませんでした。
子どもに何回注意しても、
何回説明しても変わらなかったのは
子どものせいではなく、
私が変わらず成長できなかったから。
今から子どもにも自分にもよい育児に変えよう!
と強く意識が変わりました。
少し実践しただけで効果もてきめんでした。
「自分からやる子に育てる本」というタイトルですが、
むしろ子育てをする保護者を指導して成長させる本だと思います。 -
Posted by ブクログ
大学時代に授業で購入させられた本だけど、改めて読み直したいなと思い。
教授が勧めるだけあってシンプルで読みやすい良書。
行動心理学では人が行動を起こす理由をシンプルに4つに分類していて、それが心の問題であるとかそうでないとかは関係ないと論じられている。
確かに、心の問題と言われると問題のスケールが大きすぎて手の打ちようがないようにも感じられるけど、4つの行動原理のどれかなんだと分かれば、必然と対応方法も見えてくる。
筆者も言うように、それはあまりにも乱暴な考え方だと批判されることもあるけれど、解決策の光が見えてくるポジティブな思考だと捉えて、考え方の1つにすることが大切なんじゃないかなと思う。
私も筆者のよく言う循環論に陥っていることが多々あるなと感じるし、それこそ乱暴な考え方なのかもしれない。
思考停止にならないように、様々な視点からベストな解決策を見出せる人間になりたい。
あと印象的だったのは、行動のあとに何が起こったのかも重要だけど、行動の前に何が起きたのかという視点で、行動強化をすることもできるということ。
これはなかなか知られていないことだと思うし、行動分析学の面白さだと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ行動分析学の知見から、人の行動の意図を見出す本。人の行動のメカニズムを理解することで問題となる行動を減らしたりよい行動へと変えることができる。その理論的なところを知れる本。今の子たちにぴったりなので、うまく応用できたら。
・行動とは、死人にはできないこと
・行動の原因は、行動の前ではなく後に続く結果にある...オペラント行動
△青信号になったから横断した
⚪︎青信号になった時に横断したら安全に渡ることができた
・何か得る変化があること「出現」
・何かが消えるという変化があること「消失」
・
・行動随伴性の特徴は、記述概念(ビデオカメラで確認できる事実)だけを使う
・好子消失の弱化...いわゆるペナルティー
・4つの基本随伴性であらゆる行動が説明できる
好子、嫌子、出現、消失
・行動の直前と直後で変化がないこと...消去
・弱化...一時的に行動を抑制すること
・抑制されていてもまた復活すること...回復
・アメとムチではなくアメとアメなし
→新しい行動を教えるときは特に、強化と消去の組み合わせ
・好子出現の強化、嫌子消失の強化
・嫌子出現の弱化、好子消失の弱化
+阻止
・嫌子出現阻止の強化、好子消失阻止の強化、嫌子消失阻止の弱化、好子出現阻止の弱化
・行動の機能は4種類
1.物や活動が得られる
2.注目が得られる
3.逃避、回避できる
4.感覚が得られる
・トークンエコノミー法
ポイントカードの手法、価値と頻度のさじ加減が大事 -
Posted by ブクログ
とにかく色んな角度から褒める
問題行動は性格ではなく行動の特徴。危険なクセは絶対できない状態に。手を振りほどいて走り出すなら、絶対に振りほどけない繋ぎ方を練習。歯磨きは、にっこり笑ってしっかりホールド。「なんで?」は無駄なので、代わりに具体的な行動を示し、そのための環境にアプローチ
アメとムチではなく、アメかアメ無しか。特権は剥奪しても良い。特権の剥奪を予告したらちゃんと守る。その代わり、再チャレンジする機会を与える
初期は外発的動機付けでも良い
具体的な育児目標を決める。「お友達の悪口を言うのではなく良い所を見つけられるようになる」など -
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目から鱗。
不適切な行動(弱音を吐く等)に対して「精神的に幼い」や「甘えている」といったその人の内的な原因を考えるのではなく、「行動の直後に何が起こったか」という外的な事実(弱音を吐く→ 仕事が減る、周囲に話を聞いてもらえる等)を分析し、行動の変容を促す本。
不適切な行動をしてしまう子どもに対しても、行動の変容を促すには、人によって解釈の違う「こころ」を問うのではなく、事実である「行動」を見ることは、かなり効果的だと本書内で実証されている。
ただ、自分は「こころ」を軽視したくはない。「こころ」の解釈は多様で様々な価値観があるけどだからこそ楽しいし、寧ろそこを考えたい。だから、仕事で行動を変容させることだけを目的にはしない。
だけど!仕事に使える場面はかなり多いと思うので、うまく活用していきたい。
「こころ」も大事だけど、まずは不適切な行動を変えないと、それどころじゃなかったりするからね。 -
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最近、奥田先生のことを知った。
常識にとらわれない指導でさまざまな子供の問題行動を改善させ、日本各地のみならず世界各国から指導依頼を受ける国際セラピスト。「子育てブラックジャック」とも呼ばれるそう。
原作があるのですが、じっくり読む時間が取れなくてさくっと読める漫画をまずは手に取りました。
登場する子どもたちの困りごとは、よく聞く話。
なかなか解決が難しそうながら、何とも簡単に解決していくのです。
漫画からでも感じる奥田先生の研究熱心さと癖の強さ。
あとがきには、「行動の原理を応用したアプローチは、大変な切れ味をもつ刃物のようなもの」だから、すこしだけみただけで真似ができると思い込んでしまう人がいるけれど、そうではない、という内容の文言が書かれています。
1人1人違う子どもに合わせたオーダーメイドのアプローチこそ、支援者に求められるものながら、それがどれだけ難しいものかわかっているからこそ、尊敬の念を禁じ得ない。
それにしても、すごいなぁ。レベルが違いすぎて、魔法のように感じてしまう。 -
Posted by ブクログ
自分にとっての本書の位置づけは、子育てにおけるテクニカルな指針となる。
子育てにおける、理想や目標を考える、そういうことは、自分にとっては、本書の守備範囲外ととらえている。
本書を読んでの気づきは、以下3つである。
・取引や条件によって子どもが動くようにするのではなく、習慣化によって、子どもが勝手に動く状態ににもっていくことが大事である。
・行動分析学は、アドラー心理学とは矛盾しない。むしろ、アドラー心理学を臨床によって強化している、とも言える。ただし、アドラー心理学と違って、実施した結果から効果が認められている、ある意味、科学的な学問である。
・子育てにおける、数多くのテクニックを学んだ。以下のようなテクニックである。
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・やりたければどうぞマインド (p057)
・行動追跡チャート(p080)
・学習を促進する3原則(p084)
1. 個人能力の原理
2. 個人ペースの原理
3. 個別から集団への原理
・スモールステップの原理(p087)
・まごころ行動査定法 (p090)
1. 注目が得られる
2. ものや活動が得られる
3. 逃避・回避できる
4. 感覚が得られる
・行動バイパス道路計画図(p097)
・プレマックの原理(p111)
・約束とルールは「時間」と「距離」を意識する(p146)
・最初はゲームっぽくやるのがコツ(p148)
・体験する、行動の結果に責任を伴わせる、参加し続ける(p152)
「ただお決まりのルーチンをこなし続けるのがいい方法です。」
・"イネイブリング", "イネイブラー"(p168)
・「週間変動」と「日中変動」をどう活用するする?
「曜日や時間を決めて役割を持たすなどをして、とにかく習慣づくりを目指すのです。親があれこれ条件を出して、子どもを動かすのではありません。子ども自身が自分からやるように仕向けるのです。」
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私は、自分の中で、次のことを進めたいと思います。
・子どもにどういった習慣をつけさせたいかを考える。
・その習慣をどうつけさせるかをスモールステップの原理に従って考え、適用する。
本書では、いくつか、現実的ではない、残念と感じる部分はあった。
・自分から勉強する子になる法則(p159)
⇒ 一例としてはいいが、自分にはできそうもない。他の方法はないのか、と思ってしまう。
・子どものインターネット利用は、飲酒や禁止薬物と同じ(p168)
⇒ 正しい主張だとは思うが、むしろ、インターネットとうまくつきあう方法を考えるべき。 -
Posted by ブクログ
購買も行動の一種なので行動分析学の手法が当てはまるのも納得。
嫌子(自分にとってマイナスなこと)を消失させる行動があるとそれを繰り返すという説明があったが、企業の科学で強調されていた痛みに寄り添うアイデアというのはこの原理にブッ刺さるものを作れということだと思う。
人が頭で考えている行動理由と実際にその行動をとった理由、つまり理性と感情は一致しないことの方が多いのを再認識した。
そんなに短気じゃ損だよと指摘したら性格だから仕方ないと開き直られたことがある。まるで自分じゃコントロールできないような言い方だったけど怒りって実際何かしらのメリット(気を使って周りがちやほやするとか)を感じて表出してるよね。やばい人に何かされても怒らずに逃げるでしょ、結局は怒るかどうかも自分で場面に応じて選択しているわけ。
だからどんな理由であっても機嫌悪いからって他人に当たるのは幼稚だしただの甘えでしかないと思うんだよね。機嫌の波を周りに悟られているようじゃ人は寄ってこない。
てめえの機嫌くらいてめえで取りやがれ。 -
Posted by ブクログ
子供がまだ1歳なりたてなので、この手の本は初めて読みました。
子育てをしていく中で、徐々に言葉を理解し自我を持ち、どんどん変わりゆく様子を見ていて、私自身も成長していかなければならないなと感じ、子育ての方針を自分の中に作れればと思って読みました。
比較対象がない中ですが、本書では下記が心に残りました。これからの育児の参考にしていけたらと思っています。
・親が主導権を持つ
・親がブレてはいけない
・親の考えが子に影響をおおきく与える
・子供の基本権利と特権を一緒にしてはならない。特権を剥奪する権利は親側にある
・エサで釣って動機付けをしてもよい。ただしやり方とタイミングと与えるご褒美は子供をよく見て最適なモノを。
子供を尊重する育児方針が目立つ昨今、結構厳しい内容も書かれていました。
そして総じて親に対しての口調がキツイ本だと感じました笑 まずは親が子育てに腹を括って挑まないといけないということですかね!勉強になりました。
子育てのこれからを考えるにあたって一読の価値はあるかと思いました。