奥田健次のレビュー一覧
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いつも子どもを怒った後に自己嫌悪。
そりゃ~叱りゼロで、自分からやる子になってくれたら
どんなにいいか!!
と、タイトルに魅かれて読んでみました。
内容は簡潔に言うと
子どもの良い点を褒めること!
性格ではなく、行動として見て
なぜその行動をしてしまうのかを考える。
この本では
アメとムチではなく、アメとアメなしという育児法が
分かりやすい例で書かれていて
今までで一番納得できました。
今まで同じように書かれている
コーチング本や育児本を読んで
分かったつもりになっていても、
実践できていませんでした。
子どもに何回注意しても、
何回説明しても変わらなかったのは
子どものせいではな -
Posted by ブクログ
ネタバレ行動分析学の知見から、人の行動の意図を見出す本。人の行動のメカニズムを理解することで問題となる行動を減らしたりよい行動へと変えることができる。その理論的なところを知れる本。今の子たちにぴったりなので、うまく応用できたら。
・行動とは、死人にはできないこと
・行動の原因は、行動の前ではなく後に続く結果にある...オペラント行動
△青信号になったから横断した
⚪︎青信号になった時に横断したら安全に渡ることができた
・何か得る変化があること「出現」
・何かが消えるという変化があること「消失」
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・行動随伴性の特徴は、記述概念(ビデオカメラで確認できる事実)だけを使う
・好子消失の弱化...いわゆ -
Posted by ブクログ
とにかく色んな角度から褒める
問題行動は性格ではなく行動の特徴。危険なクセは絶対できない状態に。手を振りほどいて走り出すなら、絶対に振りほどけない繋ぎ方を練習。歯磨きは、にっこり笑ってしっかりホールド。「なんで?」は無駄なので、代わりに具体的な行動を示し、そのための環境にアプローチ
アメとムチではなく、アメかアメ無しか。特権は剥奪しても良い。特権の剥奪を予告したらちゃんと守る。その代わり、再チャレンジする機会を与える
初期は外発的動機付けでも良い
具体的な育児目標を決める。「お友達の悪口を言うのではなく良い所を見つけられるようになる」など -
Posted by ブクログ
目から鱗。
不適切な行動(弱音を吐く等)に対して「精神的に幼い」や「甘えている」といったその人の内的な原因を考えるのではなく、「行動の直後に何が起こったか」という外的な事実(弱音を吐く→ 仕事が減る、周囲に話を聞いてもらえる等)を分析し、行動の変容を促す本。
不適切な行動をしてしまう子どもに対しても、行動の変容を促すには、人によって解釈の違う「こころ」を問うのではなく、事実である「行動」を見ることは、かなり効果的だと本書内で実証されている。
ただ、自分は「こころ」を軽視したくはない。「こころ」の解釈は多様で様々な価値観があるけどだからこそ楽しいし、寧ろそこを考えたい。だから、仕事で行動を変容 -
Posted by ブクログ
最近、奥田先生のことを知った。
常識にとらわれない指導でさまざまな子供の問題行動を改善させ、日本各地のみならず世界各国から指導依頼を受ける国際セラピスト。「子育てブラックジャック」とも呼ばれるそう。
原作があるのですが、じっくり読む時間が取れなくてさくっと読める漫画をまずは手に取りました。
登場する子どもたちの困りごとは、よく聞く話。
なかなか解決が難しそうながら、何とも簡単に解決していくのです。
漫画からでも感じる奥田先生の研究熱心さと癖の強さ。
あとがきには、「行動の原理を応用したアプローチは、大変な切れ味をもつ刃物のようなもの」だから、すこしだけみただけで真似ができると思い込んでし -
Posted by ブクログ
自分にとっての本書の位置づけは、子育てにおけるテクニカルな指針となる。
子育てにおける、理想や目標を考える、そういうことは、自分にとっては、本書の守備範囲外ととらえている。
本書を読んでの気づきは、以下3つである。
・取引や条件によって子どもが動くようにするのではなく、習慣化によって、子どもが勝手に動く状態ににもっていくことが大事である。
・行動分析学は、アドラー心理学とは矛盾しない。むしろ、アドラー心理学を臨床によって強化している、とも言える。ただし、アドラー心理学と違って、実施した結果から効果が認められている、ある意味、科学的な学問である。
・子育てにおける、数多くのテクニックを学んだ。 -
Posted by ブクログ
購買も行動の一種なので行動分析学の手法が当てはまるのも納得。
嫌子(自分にとってマイナスなこと)を消失させる行動があるとそれを繰り返すという説明があったが、企業の科学で強調されていた痛みに寄り添うアイデアというのはこの原理にブッ刺さるものを作れということだと思う。
人が頭で考えている行動理由と実際にその行動をとった理由、つまり理性と感情は一致しないことの方が多いのを再認識した。
そんなに短気じゃ損だよと指摘したら性格だから仕方ないと開き直られたことがある。まるで自分じゃコントロールできないような言い方だったけど怒りって実際何かしらのメリット(気を使って周りがちやほやするとか)を感じて表出し -
Posted by ブクログ
子供がまだ1歳なりたてなので、この手の本は初めて読みました。
子育てをしていく中で、徐々に言葉を理解し自我を持ち、どんどん変わりゆく様子を見ていて、私自身も成長していかなければならないなと感じ、子育ての方針を自分の中に作れればと思って読みました。
比較対象がない中ですが、本書では下記が心に残りました。これからの育児の参考にしていけたらと思っています。
・親が主導権を持つ
・親がブレてはいけない
・親の考えが子に影響をおおきく与える
・子供の基本権利と特権を一緒にしてはならない。特権を剥奪する権利は親側にある
・エサで釣って動機付けをしてもよい。ただしやり方とタイミングと与えるご褒美は子供をよ