鈴木七月のレビュー一覧
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一緒に暮らしていた祖母が亡くなり、親戚に家を追い出されてしまった夏目。それまで付き合いのなかった「東京のおばさん」宇曽川が一緒に住むことを持ちかけてくれたものの、異常に心配性の夏目にとっては問題が増えるばかり。物語も文体もユーモラスで楽しい物語です。
「心配事の九割は起こらない」が通説であるものの、独自の調査によって心配事の七割が起こるということを確信している夏目。その心配事の内容があまりに多岐に渡っていて、想像力の豊かさに驚かされます。謎めいた宇曽川と開かずの扉のあるその家に関し、「霊に呪い殺される」「おばさんが実は快楽殺人鬼」とかいう心配の種が浮かんでくるだなんて! でも確かに絶対にありえ -
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え、すごく面白かった。メフィスト賞ということで、とんでもなく尖った作品なのでは…と思って読み始めたのですが、笑いつつもほんわか心が温かくなる小説でした。これ、青山美智子さんとか成瀬シリーズとか好きな人が絶対好きなやつだと思うので、タイトルを分かりやすく「心配事は錦C町のサンドイッチ屋まで」みたいにした方が良かったと思うな。ポプラ社から出てそうな話なんだもの。良い意味でメフィスト賞らしくない!
主人公の夏目は、起こったら嫌な心配事をリマインダーに大量に登録している心配性の大学生だ。
同居していた祖母が亡くなり住む家がなくなって困っていたところ、おばの宇曽川からいっしょに住まないかと提案され同居 -
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可愛らしい装丁と、メフィスト賞受賞作というギャップ?に惹かれて読んでみた。個人的にメフィスト賞の響きには仰々しいものを感じてしまう。
母親が出奔して祖母と暮らすことになったものの、祖母は亡くなり、住まいをはじめ遺産の類は親族に奪われ、さてどうしようという女子大生・夏目が主人公。
そこに突然「なら、うちに来たら?」と声をかけてきたのが、“東京のおばさん”こと謎に満ちた遠縁の宇曽川さんで、夏目はそのままなりゆきで錦C町に住むことになる。
そこで、かつての同級生・南海とも久しぶりの再会を果たしたことがきっかけとなり、夏目は近場のサンドイッチ屋でバイトをはじめ、徐々に錦C町に馴染んでいく。
「心配 -
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日々の現実と虚構の狭間を垣間見るような楽しくも奇妙な小説、キュートで愛らしい世界観にどっぷり
■あらすじ
同居していた祖母を亡くした大学生の夏目は、遺産相続にともない、住み慣れた家を追い出されることになった。途方に暮れていると彼女に声をかけてくれたのは、東京に住む親戚の宇曽川。自宅に一緒に住むことを提案された。
ただ宇曽川が言うには、コンタクトレンズの幽霊が出るとか、開けたら別の場所に繋がるドアがあったりと、にわかには信じがたい奇妙な話ばかり。しかし実際に夜になるとwifiが繋がりにくくなったり、作ったはずの氷がなくなったりと不思議なことが起こり…
■きっと読みたくなるレビュー
日々の現 -
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ネタバレ『開かずの扉』というあらすじからきな臭い雰囲気を感じたが、表紙がゆるふわなので絶対私が好きな奴やんと思って拝読。
案の定、悪くない。文体とリズムがコミカルで地に足が着いてないのが非常に愉快でありがたい
座談会を読んでおくとなお面白く、選評のとおり小ネタが多いです。
あと例を多く挙げる癖もあります。ハムスターの特徴を表現する時にライトな文体の中あれほど突き詰める人は珍しいと思います。その中でクリティカルな一節がでるのもまた一興。
構造としては序盤はコツメがおばと出会い、錦C町に行く。そして出会いと謎に対して進展を繰り返すストーリーなんですが、謎が弱いような気がしてワクワク感がなかった。
愉 -
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ネタバレ日常系っぽいのに不思議で突飛なほっこりする話だった。祖母が亡くなって家を追い出された少女が親戚の家に世話になる話。心配ごとがあるからってそれをいちいちリマインダーに登録してるのはそのほうがよっぽど心配ごとを意識しちゃって嫌じゃないかな?と思うけども。心配ごとがあることは悪くないけどひたすら心配してて疲れそうだなと(てか実際疲れてたわけですが)。同僚の南海ちゃん、チャキチャキした子でおもしろい。押しが強いけどいい子だ。てかクセの強い人が多すぎる。変な街だよ錦C町。
叔母さんは謎の人っぽいぞ…あやしい…と思ったのに、単純に口から出任せが簡単に出るタイプだってだけなのおもしろいね。照れ隠しもあるんだ -
Posted by ブクログ
ネタバレよくこんなに心配事が出てくるな!?と思ったし、
さらにこの心配事をすべて言語化している!?すごすぎる!!
個人的に、この著者さんと同世代なので、
エッセイとか読んでみたいな、と思いました。おもしろそう!!
あらすじを読んだだけだと、もしかしてホラー小説?となりましたが
タイトルはホラーっぽくない…。
読み始めたらすぐ、ホラーじゃないことは分かったんですけど、
主人公があまりにも心配性すぎて、
なぜか私までめちゃくちゃ不安になってきました。
扉の向こうにあるものは死体なんだとしか思えなくなって
ドキドキしてたら・・・!「おじさん!?誰やねん!!」って思わず突っ込みました。
死体は出てこなかった