おおおおおもしろかった!クリムトの絵画を巡る珍奇な史実を下絵にしてモデルの女性は誰かを追う話かと思いきやミステリーには括れない凝った構成の血縁関係を巡る100年物語。時代と人物があちこち飛ぶし、1/3くらいでつながりは見えちゃうけど、リーダビリティがすごくて飽きずに一気に読んだ。絢爛と退廃のウィーンやWWI下のヨーロッパの雰囲気とか、アメリカの大恐慌、禁酒法時代、テックバブルが飛ぶ直前の浮かれた経済と何でもあり的な時代背景も、人物たちの偶然みたいな運命に現実味を出してる。読後に絵をみたらほんとにホクロがあった。細部に凝ってるなあ