クラスナホルカイ・ラースローのレビュー一覧

  • サタンタンゴ

    Posted by ブクログ

    停滞と絶望に慣れ、倦み、恐れ慄き、別れを告げんと足掻く。

    救済と進展を諦め、嘲り、希い、我が物にせんと縋り付く。

    内心では己を殊更に特別視し、他者を見下し切り捨てんとする醜い傲慢。

    なけなしの金を刹那の慰めに使いきり、将来のことなど一顧だにせず。

    悪魔の囁きと救済の手の区別がつかない——いや、実は両者は本質的に同じなのかもしれない。

    現状から抜け出せると喜び勇んだものの、実際には何も変わらず堂々巡り——そして、本人は決して気付かない……。

    2025年にノーベル文学賞を受賞したKrasznahorkai Lászlóのデビュー作。

    暗澹な人生を這い回り続ける人々の、滑稽で愚鈍だが生

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    2026年09月11日
  • サタンタンゴ

    Posted by ブクログ

    じめじめドロドロとした白黒世界。
    タルベーラの「サタンタンゴ」で映像化された世界がここにある衝撃。(といっても映画7時間は耐え切れずウトウトしっぱなしだったが)

    この貧しく寂しい、たぶんいやーな臭いのする小さな片田舎の中から出れず、物語がぐるぐると回り続けるのは何の因果だろうな。そりゃー、パーリンカばっかり飲むほかないわ(ちなみに本邦では飲めるところ少ないらしい)。

    ノーベル賞とらなければ邦訳されなかったとするなら感謝しきり、「ヴェルクマイスターハーモニー」の原作も邦訳されるのかなあ、楽しみだ。

    あとがき曰く、2度読まないと真価はわからないらしいので、もう一回読みますか。

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    2026年07月09日