地球の上空400kmにある宇宙ステーション。そこに滞在し、様々な観測や実験を行っている6人の宇宙飛行士たちの姿を描いた作品だ。彼らの国籍はアメリカ、日本、イギリス、イタリア、そしてロシアが2人だ。ステーションは90分で地球を一周する。
大きな出来事は何も起きない。彼らにとって当たり前の1日がただ描かれている。巨大な台風が発生しても写真とデータを送ることしかできない。
宇宙から地球を眺めたとき、そこに国境は存在しない。国も人種も関係なく、地球という母なる惑星を外から見つめるだけだ。
2024年度ブッカー賞受賞作。