渡邉琢のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
相模原障害者施設殺傷事件、京都ALS嘱託殺人事件などの記録を詳細に読み解き、安楽死問題について賛成・反対の両方の立場から丁寧に議論されている書籍。本書を読む前は、私は安楽死賛成だった。100歳を超える方が増えている世の中、子供も姪や甥もいない自分は正直生きていても・・と思っていた。でも本書を読んだ後では、生きていてもいいかなとも思う。いくつかのフレーズがその気持ちの変化を生んだ。一つは安楽死賛成の人が考えていることは実は『死ぬ権利』ではなく『死ぬ義務』だという指摘。今の日本はかなり自己責任論が強い。安楽死を考えている人も権利と思っているかもしれないが、実は迷惑をかけてはいけないという義務の気持
-
Posted by ブクログ
ネタバレ「死んだほうがいい」そういう空気を感じることが世の中に増えてきた気がしていたところにこのタイトルだったので手に取り。
相模原障害者殺傷事件から10年ということで関連本を先日手に取ったのですが、はからずもその後手に取った本にもその事件のことが書かれていて、さらに知らずに手に取った本書にもその事件のことについて章立てされており、偶然と考えたらちょっと怖いので、多分ですが自分の関心事の周辺にはこの事件の根本に通じる問題があるのだなと気付かされたという風に考えました。
読み始めてまず気になったのは、尊厳死と安楽死を区分けせずに語られだしたこと。読んでいてところどころ引っかかりました。
最終章の注で尊