宮本雄二のレビュー一覧

  • 2035年の中国―習近平路線は生き残るか―(新潮新書)

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    習近平が、何を目指して、何を苦労しているのか。中国の国民は歴史の中で、どう変わって来ているのか。それらがわかってはじめて、今の中国が理解できる。それを、丁寧に、わかりやすく書いていただいた本である。さすが宮本大使と唸るしかない良書で、皆に読んでもらいたい。安っぽい反中国本なんか吹っ飛んでしまうと思う。お勧めです。

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    2023年04月27日
  • 2035年の中国―習近平路線は生き残るか―(新潮新書)

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    習近平は毛沢東を超えることができるか。非常に難しいだろう。時代背景が違い過ぎる。
    難しい舵取りなのだ。

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    2024年10月20日
  • 習近平の中国

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    非常に読みやすく、良くまとまっている。中国の政権に対し手厳しく批判を加えているが、良いところと悪いところ双方に目を向け、冷静に分析しようとする姿勢は好ましい(ただし、一般的な日本目線ではあり新奇性はないかも)。トウ小平~習近平までの共産党内部の政治ドラマが、ルポルタージュのように描かれ非常に面白く勉強になる。他書に触れる必要はあるだろうが、本書は知識整理に活用できる点で価値が高く、個人的に要再読の一冊となった。

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    2022年03月21日
  • 習近平の中国

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    中国共産党の歴史的経緯を踏まえた上で習近平やその政治を語った一冊である。

    習近平だけでなくそれ以前の中国共産党の政治の歴史を記している。そのため無学者でも理解がしやすい内容であった。強いて言えば読み仮名が欲しかった。

    毛沢東というカリスマ溢れるリーダーが共産党を設立。その後、鄧小平や江沢民と受け継がれていく中で段々と腐敗していく中国共産党。派閥争いやその構造上の問題、方針の問題など様々な問題を抱えた状態の政府を任された習近平は具体的な目標を掲げ実行していく。

    本書を読む前は中国の強行姿勢は「自国の利益」だけを重視したものだと考えていた。しかし、中国国民は日本人とは意識の段階で「世界における大国」という解離があることがわかった。このことから中国はただ自分のためだけに動いているわけではないということがわかった。それでも他国からすれば脅威であることに違いない。だから、中国との歩み寄りによる相互理解が重要なのだと感じた。そんな一冊である。

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    2020年05月12日
  • 習近平の中国

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    【189冊目】2010年まで中国大使を務めた著者による現代中国の分析と未来予想図。明快な筆致と、基礎的な知識を網羅した内容で、必読の書だと感じた。
    以下、備忘。
    ・現在の体制は習・王体制と呼ばれるほど、紀律担当の常務委員の王岐山の重要性が高い。
    ・2017年の共産党全国代表大会では、その王岐山が引退するかどうかが注目される。
    ・中国民衆は、環境汚染と食の安全の2つに本気で怒っている。
    ・共産党の基層単位は、学校や企業、軍などあらゆるところに及んでいて、「共産党の指導」による統治が全国に及ぶよう作用している。
    ・現在の共産党による統治の正当性は、高い経済成長により支えられている面が大きい。
    ・強力な指導者であった毛沢東から、党総書記ではないのに実質的な指導者として振る舞った鄧小平より後の世代では、指導者個人の力による統治の余地が徐々に狭まり、制度や法が統治の重要なツールとなりつつある。

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    2017年05月08日
  • 習近平の中国

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    中国共産党の組織体制からその思考方法の概略をつかむことができる。鄧小平以後の指導者についての説明も多い。

    習近平についての記述は後半でやっと出てくる。中国が抱えているジレンマや共産党についての知識を学ぶことが出来る。ネトウヨはじめ中国を毛嫌いしている人こそこういった本を読んで知識を身に付けるべきだろう。

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    2017年01月27日
  • 習近平の中国

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    当たり前だが、習近平氏が国家主席に就任した際には、歴代の国家主席のようなカリスマ性を感じなかったが、本書を読んで共産党の腐敗を打開するために本腰を入れていることが理解できた。数十年後、習近平氏の偉業として振り返られる日が来るのだろう。

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    2016年10月30日
  • 習近平の中国

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    ようやくマトモな中国論に出会った。特にトラ退治の対象になっている人物の背景や繋がりがよく理解できた。
    チャイナスクールの代表たる著者は中国に好意的な見方をしているが、逆に本書を読んで中国の限界が見えた気がする。共産党一党独裁体制のままで中進国のワナから抜け出せるとは思えない。これからも社会は複雑化する一方であり、先進国になった段階で統治能力を越えるだろう。その意味で著者の洞察は的確である。
    外交と軍事の将来についても、中国びいきが過ぎて正しい認識ができていないようだ。2016年現在の南シナ海の状況をどう説明するのか?尖閣とは異なり、南沙諸島での軍事基地建設は資源確保=生き残りが目的ではない。西太平洋の支配を狙った大国的野心が背景だ。世界秩序の維持が自国の利益にもなるのだから一国の指導者は紛争を避けるはず、というのはあまりにもナイーブに過ぎる。80年前の日本の姿をお忘れか?

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    2016年07月29日
  • 習近平の中国

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    本書の題名が示す様に中国はトップに立つ人物によって国の性格が大きく変わる。それは中国の実体が共産党だからであろう。つまり共産党が何を考え、組織が安定している華道家が中国にとって最も重要なことであると言える。

    習近平氏は国民のベクトルを合わせるために、15の改革項目を掲げ、2020年までに結果を出すとしている。残念ながら、同じ2020年に開催予定の東京オリンピックメイン会場の建設費用問題を議論している日本とは視座の違いを感じざるを得ない。

    また、今まさに国会で議論している安保関連法案についても、明治時代に福沢諭吉が唱えた「脱亜入欧」と大差ない様に思える。一方、中国は中華思想に基づき、独自の社会主義を構築しようとしている。民主化という観点からは受け入れがたい政策が多々あるが、経済的発展を続けいていく限りは安定していると言える。
    しかし、逆に経済の変化が激しく、共産党の統治が追いつかなくなった時に中国が危機を迎えるとも言える。

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    2015年07月29日
  • 習近平の中国

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    最近読んだ中国関連の本の中では、最も深い考察と思えた。推察はそう断っているところも好感をもてる。良い本である。

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    2015年06月29日
  • 激変ミャンマーを読み解く

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    ミャンマーの大使を務めた人が書いた本

    歴史・政治・今後の展望についてよくまとまっていた。特に政治史に多くのページが割かれていました。

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    2012年12月07日
  • 日中の失敗の本質 新時代の中国との付き合い方

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    中国大使も経験した元外交官による日中関係をいかにすべきかという論考。現代の国際的な枠組みを踏まえ、習近平外交を分析し、日本の対中戦略について検討する。著者も述べているとおり、叩き台としての問題提起である。
    対米開戦の教訓として広い長期的な視点にたって世界の大きな潮流を眺めること。第一次大戦で欧米は痛切な反省と平和への希求を共有したが、日本はその世界秩序の底流の理念や価値観の変化を感知できなかった。また、中国侵略の教訓として中国の民族主義の力を過小評価した。
    中国の政策決定過程においての党と国民の力関係は国民に傾いている。一般の中国人には儒学より道教が大事で、義が重視される。党や政府が義に反することをすると国民が激怒する。外交は内政の結果を反映していることが多い。
    大きな対外戦略は美辞麗句と言われることがあろうとも、迷った時に戻れる原点として重要。日本の平和と繁栄を持続させるために必要な国際環境の整備を対外戦略の目的とし、対中戦略もこの中で考えるべき。最終的には国民同士の関係で決まる。日本も中国も空気社会という点では似ており、国民同士の大規模な直接交流と相互理解の増進が鍵になる。

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    2021年03月21日
  • 技術覇権 米中激突の深層

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    米中の技術覇権競争が激しさを増し、あらゆる分野でのデカップリングが起きており、イノベーションの冬をもたらす懸念が存在している。日本は米中の狭間でどうすべきかというのが本書の主題。
    米欧との利害が一致するところで連携しつつ、是々非々で中国とも協力してやっていくと。そしてハイテク分野でも非ハイテク分野でも積極的にルール作りをリードすべし、といったところか。

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    2021年01月12日
  • 習近平の中国

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    読んでみたい本だった。チャイナスクールの出身とされ、
    北京駐在も三回で、中国の現代史をみてきたからだ。
    読みながら、言葉の選び方が、浅すぎるとおもった。
    中国共産党の『隠したがり体質』と『相手を過酷に倒す仕組み』
    という表現に、まったく インテリジェンスを感じない。
    おじさん的表現だよ。
    それに、テレビでの戦争ドラマを単純に見ている。
    あぁ。その背景をもっと、あばけよ。と言いたくなってくる。
    中国のインテリジェンスに取り組んできたとしては、
    もう少し、言うべきことがあるだろう。
    『大地の咆哮』での、すざましい執念みたいなものが感じられない。
    習近平と一番たくさん食事をした 経験を持つには
    『中国流大人』というだけでは、おもろくないだろ。

    ゾウが 急速に走っている、そのスピード感。
    そこで、常に問われる 中国共産党の統治の正当性。
    鄧小平が 一番気にしていたところを、江沢民は 汚職まみれを容認して、
    胡錦濤が おとなしく 文書だけで、行動に移さなかった中で、
    習近平が 実行に移しているのが 
    お父さんの習仲勲の思いを大切にしているというところは、
    なるほどという分析だった。
    習近平が 習仲勲88歳の誕生祝いの時におくった手紙。
    『人となりを学び、成し遂げたことに学び、信じることをあくまでも追求する精神に学び、民を愛する気持ちに学び、質素な生活に学ぶ』という紹介がいい。
    ただ、習近平の評価をそれだけにとどめるには、見えてこないなぁ。

    もっと、語るべきことがあるはずなのだが、語れないのだろうか。
    とにかく、インテリジェンスの浅さと残念の書だった。

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    2016年09月21日
  • 習近平の中国

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    いままで余りきちんと勉強していなかったのですが、ようやくきちんと勉強しました。日々の報道が偏りがちで、表面上の話が多いですが、違った視点から勉強になりました。

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    2015年07月12日