マルクス・アウレーリウスのレビュー一覧

  • 自省録


    君が心を傾けるべき最も手近な座右の銘のうちに、次の二つのものを用意するが良い。その一つは、事物は魂に触れることなく静かに立っており、煩わしいのはただ内心の主観からくるものにすぎないということ。もう一つは、全て君のみるところのものは瞬く間に変化して存在しなくなるであろうということ。そしてどれだけ多...続きを読む
  • 自省録
    学生時代に手にした時はまったく理解できず、すぐに挫折しました。今、読むとマルクス・アウレリウス・アントニヌスの言葉がスッと入って来ました。少し心gs疲れたときに読むといいかも。
  • 自省録
    コンプライアンスなんて言葉では語れない個人がもちうる倫理感の最高峰。ローマ帝国の皇帝という責任の重さとキリスト教成立以前という時の流れを超越した言葉の数々。奇跡のような本です。ものすごい大きなプロジェクトを成立させた責任者がいつも鞄に入れていると聞いて手に取りました。
  • 自省録
    自省録とあるだけに、著者が考えたこと感じたことをメモのように綴ったものであり、他人に向けたものというよりかは自分に向けたものという印象だった。彼の禁欲的で寡黙そうな性格が見て取れて面白かった。
    もし自分が著者だったらこういった自分の思想を書き留めたメモを世にさらされたら恥ずかしくてたまらないと思う笑...続きを読む
  • 自省録
    皇帝かつ哲学者という歴史上(解説によれば唯一)非常に稀有な人、マルクス・アウレーリウスが折に触れて書いた手記なのだそうだ。誰かの目に触れることを念頭に置いていないので、つらつら「他人のことなんかに嘴を挟まず、自分が、今、善く生きることに集中しとけ」的なことが書いてあるかと思えば、急にキャッチコピーの...続きを読む
  • 自省録
    人に読ませるために書かれたものではないので、日記状で箇条書きのような形なのが
    細切れで流れのある書物ではない為読みづらく感じるところはある。
    逆に比較的さくっと読めるという利点でもある。


    以下抜粋メモ(多少の簡略化あり)

    公益を目的とするのでないかぎり、他人に関する思いで君の余生を消耗してしま...続きを読む
  • 自省録
    ローマの時代から人はなにも進化していないのだなと感じた。便利な道具はたくさん増えたけれども、それは楽をすることが目的だったのか。誰しもが幸せに生きていける、そんな世界がずっと続く、それは月に行くよりも難しいことなんだろうか。難しいとしたらそれはなぜか。無理だと諦めて結局なにもしてこなかったんじゃない...続きを読む
  • 自省録
    ミステリと言うなかれに影響され、読んだ人間のひとりです。こんなもろな古典を読むことはめったにないので、読むのにやたら時間かかりました。
    注があっても、なんだかよく意味がわからないものも数多くありましたが、読んでいるとこの人は本当にストイックで素晴らしい人間になろうと常に自分を戒めているすごい人だなと...続きを読む
  • 自省録
    2000年近くも前に記されたもの。気付かされる部分がある。


    今読んでも古臭くない、人間として基本的な考え方にハッとさせられる。
  • 自省録
    どうやら「ミステリと言う勿れ」というドラマに自省録が大きな意味を持つから話題を呼んでいるらしい。ドラマは興味がないが、なぜこのような古書が若者世代が見るドラマに関係してるからと言って人気なのだろうかと気になり購入。

    マルクス・アウレリウスは二世紀後半ローマ皇帝で五賢帝の1人で、またストア派の哲学者...続きを読む
  • 自省録
    0108002
    1900年近く前のローマ人も同じ悩みを抱えて、それをどう解決するか考えていたんだな。