マルクス・アウレーリウスのレビュー一覧
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孤独な皇帝の葛藤
本書にある「君は…せよ」「君は…するな」という言葉は、すべて自分自身(TA EIS HEAUTON:本書原題)にも向けられた言葉。それを支える思想は「ストア哲学」と呼ばれ、古代ギリシアで生まれた一大潮流でした。その思想にしたがって文字通り「ストイック」に生きようとした皇帝の手記。
ただその思想を何度も何度もおもい巡らせて実践している様子が見られるからこそ、かえって彼の葛藤=自省が想起されます。自制心のあらわれといってもよいでしょう。そこに胸を打たれ、何世紀も読み継がれることになったことがよくわかります。数々の修羅場をくぐり抜けた彼の言葉には重みがあります。
10-16「 -
Posted by ブクログ
ローマ皇帝で賢帝と評されるマルクス・アウレーリウスが書いた日記みたいなものです。タイトルのとおり自分を省みている本で、本人は出版することを前提に書いていないので、自分だけがわかっているような文章もあります。それでも、ローマ皇帝という権力の頂点に立つ人物が、自分を省みているところが貴重であり、すごいと思います。ストア哲学を基盤に、他人を怒らず、自分のできることをして受け入れる精神が書かれて書だと感じました。この本がどのようなものであるかは、解説を読んでもらうの一番早いと思います。すべてをまねることはできませんが、リーダーとしてどのような心構えが必要か、自分を省みることの大切さを感じました。
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Posted by ブクログ
全て思うことは、特に悲観することについては自分の内側で起きているということを理解することが大事であり、つまりそのような出来事は全て自分次第で思い通りにできるということなので、苦しみたくないなら苦しまないように容易にできるだろう。また、悪いことを企む人間に対して、自分が被害を被った時に悪いことをされたことに憎むことは大変愚かなことであり、それは被害を受ける方が予め認識予測できたことであろうことだからだ。世の中には、悪いものがあるからその反射として良いものたろうものが現れる。良くも悪くも、全て自然の摂理であるということなのだから、全く悪い人に何かされた方が悲劇的であるとは言うことは難しいだろう。