マルクス・アウレーリウスのレビュー一覧

  • 自省録

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     正の感情も負の感情も全て私の内で湧き出るものであって、それを相手や物事の評価に繋げるような傲慢さを捨てられたら良いなと思った。
     そして捨てられるかどうかも自分次第で、捨てたいと思ったのなら捨てればいいんだってことも思い知った。

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    2025年04月13日
  • 自省録

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    この書物のいくつかの言葉が、私の人生の教訓となりました。二千年近く前の、遥か遠くの地の、思考も習慣も違うローマ皇帝から、そのようなものを授かるというのは、非常に感慨深いことです。

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    2025年04月12日
  • 自省録

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    ネタバレ

    マルクス・アウレリウス帝が従軍中などに独り自分のために書き綴った「自省録」。短い文章や警句のようなものがひたすら並んでいるが、内容は生死や他人の行い、苦痛・怒りや悲しみなどの感情への執着を捨てること、理性=自然にしたがって生きることなどストア派らしい似通ったところが多く、そんなに読みづらくはなかった。というか、今まで読んできたストア派のセネカやエピクテトスより読みやすく感じたし、一番良かった。訳も良いが、訳者神谷美恵子の書くとおり、彼自身が思想を実践するためにもがき苦しんでいる姿があるからこそ、生きた思想の躍動感が生まれているからなのだろう。神谷氏はストア派の思想が現代において倫理学以外は力を

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    2025年04月06日
  • 自省録

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    ローマ皇帝であり、ストア哲学最後の代表者による、内省的メモ

    とても力強く、理知的で、冷静にさせられるような言葉がちらほら。
    内面的な自己制御と平穏の追求、宇宙の秩序と因果律、無常感など、少しだけしか学んでないが、初期仏教やインド哲学と似ているように感じた。

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    2025年04月06日
  • 自省録

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    初めての哲学書。2000年前の人が書いたとは思えないほど、現代にも当てはまることばかり。自分なりに印象に残ったことは大きく二つ、「人生は有限、今を全力で生きること」、「草木も動物も全て変化する、変化を嫌うことはない」。

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    2024年11月10日
  • 自省録

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    ギリシアの哲学者による本…
    現代にも通じるものがある、と勧められて読んでみたがかなり難しく、本文と注釈を行ったり来たりしながら読み進めるも理解できず…挫折してしまった…

    解説本や参考書と併せて読むのがよかったかもしれない…

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    2025年08月30日
  • 自省録

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    旧家を巡る。そこには、昔描いた絵やネックが曲がってしまったギターなどが、ダンボールに敷き詰められた書籍と一緒に眠る。日記はない。一時書かされ、一時創作活動のように書いたものは、人目に晒される気恥ずかしさから自ら処分した。

    小学校低学年のそれは「すごいと思った。うれしかった。かわいそうだと思った」という、周囲の空気を肌で感じたそのままを、大まかな感情表現で大別する。神の存在を必要とせず、集団の価値観を感じながら、喜怒哀楽を身につける。

    自省とは、その「うれしかった」を真のものかと追求し、真ならば、その事自体を自らのモデルとして、その言動や思索を振り返ること。

    マルクス・アウレリウスは、ロー

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    2025年08月12日
  • 自省録

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    ●現代でも通用する人生訓。「君の不幸は、何が不幸であるかについて判断を下す君の能力にある。ゆえにその能力をして判断を控えさしめよ、しからばすべてがよくなるであろう」や「これは不運ではない。しかしこれを気高く耐え忍ぶことは幸運である」など心に留めたい言葉がある。

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    2025年07月10日
  • 自省録

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    ちびちび断片的に読んだ。
    自分を律して生きるための指南書
    第3巻四の"人は自身の内面を常に把握し、他人から問われた際には即座に答えられるように"は色々と響いた。

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    2025年04月18日
  • 自省録

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    世界史で名前が長くて覚えにくいランキング堂々の1のローマ皇帝による哲学思想呟き雑記。

    全体を通じて、理性こそ人間を人間たらしめるという考えが強調されており、現代の人間観とは異なっているように感じた。マルクスの主張には、自分の身体や精神の欲にただ身を任せるのは、「動物的」であるというものがある。これは、欲も理性もまるっきり含めて受け入れた現代の人間観とは大きく異なる。そのため、数千年前の常識はいまの非常識であり、改めて新鮮な考え方を受け取ったようにも感じ、目から鱗が落ちる思いであった。「自分は動物なのかもしれない...!」と恒例の反省タイムもとった。

    ⚠️この本はあくまでも雑記であり、思想の

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    2025年04月17日
  • 自省録

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    自省録とあるだけに、著者が考えたこと感じたことをメモのように綴ったものであり、他人に向けたものというよりかは自分に向けたものという印象だった。彼の禁欲的で寡黙そうな性格が見て取れて面白かった。
    もし自分が著者だったらこういった自分の思想を書き留めたメモを世にさらされたら恥ずかしくてたまらないと思う笑

    内容としては、いわゆるストア派の思想をさまざまな比喩でもって書き記している。
    ストア派の思想についてよく知らず、当初は、人の運命は全て最初から決まっている、といった後ろ向きなものであまり好かないなと思っていたが、共感できる、心に響く内容がそれなりにあり、現代の自分達にとっても役に立ちそうであった

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    2024年03月31日
  • 自省録

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    皇帝かつ哲学者という歴史上(解説によれば唯一)非常に稀有な人、マルクス・アウレーリウスが折に触れて書いた手記なのだそうだ。誰かの目に触れることを念頭に置いていないので、つらつら「他人のことなんかに嘴を挟まず、自分が、今、善く生きることに集中しとけ」的なことが書いてあるかと思えば、急にキャッチコピーのような一文が書かれていることもある。「宇宙即変化。人生即主観」は諸行無常、色即是空みたいで面白い。

    何度も似たようなことが書いてあると、「この人は本当は、他人からとやかく言われたくないんだろうな」「つまらないことで大騒ぎしたり、見栄を張ったり、怒ったりする人たちが周りにいてうんざりしちゃったりして

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    2024年02月15日
  • 自省録

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    ネタバレ

    人に読ませるために書かれたものではないので、日記状で箇条書きのような形なのが
    細切れで流れのある書物ではない為読みづらく感じるところはある。
    逆に比較的さくっと読めるという利点でもある。


    以下抜粋メモ(多少の簡略化あり)

    公益を目的とするのでないかぎり、他人に関する思いで君の余生を消耗してしまうな

    あたかも一万年も生きるかのように行動するな。

    君の肉体がこの人生にへこたれないのに、魂のほうが先にへこたれるとは恥ずかしいことだ。
    手など体の一部を切り取られて、残りの肢体から少し離れたところに横たわっている。起ってくる事柄をいやがったり、他の人たちから別になったり、非社会的な行動を取った

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    2024年01月19日