ピーター・アクロイドのレビュー一覧

  • 魔の聖堂

    Posted by ブクログ

    ロンドン大火後の18世紀、七つの教会の建設中に起こる連続殺人事件と、250年後の現代のロンドンで起こる連続殺人事件。過去と現在が交錯する都市迷宮小説。

    奇数章と偶数章で交互に描写される過去と現代、合わせ鏡のような相似形で起こる事件に翻弄される読書体験。面白かった。
    過去と現代で原文にあわせて翻訳文体を変えたり、活字を変えたりとどっぷりそれぞれの世界に浸れる工夫もあり。ただし、あらすじから期待してミステリ的なオチを期待してはダメです。そこをどう纏めているかは本書を読んでのお楽しみ。
    あとがきでは「帝都物語」だと言われているが、私個人としては「匣の中の失楽」とか「黒死館」とか「魔都」とかそういっ

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    2024年02月21日