金子文子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ求婚のところが特に好きだった。
さて、あとは映画を観に行くか。
「基督教の教えるところは果して正しいのであろうか。それはただ、人の心を胡魔化す麻酔剤にすぎないのではなかろうか。人間の誠意や愛が他人に働きかけて、それが人の世界をもっと住みよいものにしない限り、そうした教えは遂に何らかの欺瞞でなくて何であろう。」
『何が私をこうさせたか』(334頁)
「誰だって自分の行為を他に約束すべきではない。自分の行為の主体を、監視人に預けるべきではない。自分の行為の主体は完全に自分自身であることを人間は自覚すべきである。そうすることによってこそ、初めて、人は誰をも偽らぬ、誰にも怯えぬ、真に確乎とした、自律的な、責任のある行為を生むことができるようになるのだ」
『何が私をこうさせたか』金子文子(120頁)
「お互いに心の中をそっくりそのまま露骨に話せるようにして下さいな」金子文子
「仙人のような、それでいて情熱のある人だ。日本の青年たちよりよほどまじめで人間的だ」と評されたいな。
読んでいるあいだ、不思議と『夫のちんぽが入らない』のこだまさんや、映画『この世界の片隅に』のすずさん、または本人からその生い立ちなどを聞かされている父方の祖母が思い出され、金子文子と重なった。