大島育雄のレビュー一覧
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「広いフィヨルドの海は湖のように穏やかで、あちこちに氷山のかけら、氷盤の溶け残りが白く、あるいは薄青く浮かんでいる。晴れわたった空の青はどこまでも深く感じられる。強烈な光線が、地球の、北極の、この海に、じかに突き刺さり、また反射する。大気は冷たいのに、陽光は頬をチリチリ刺激する。まったく、北極の夏の海の爽快さといったらない。太陽はまるで長く暗い冬のつぐないをするかのように、いつまでも天を巡るのだ。」
復刊された『エスキモーになった日本人』(大島育雄/山と溪谷社)より。
自然と身体そのものでぶつかって生きている、何かしている人の本を読むのは面白い。
著者は二十五歳で、グリーンランドの世界最北の村 -
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ネタバレ1947年生まれ、現在(2026年)79歳のグリーンランドでは知らない人はいないという伝説の猟師、そして現役の猟師である著者・大島育雄さん。
1972年、初めての海外がグリーンランドで、そこで待っていたのはあの植村直己さんと、キビヤの洗礼だった。「ツバメとハトの中間くらいの大きさの小鳥が五、六羽。その姿がすごい。道端で見かけるぐしょぬれの小鳥の死骸そのものだ。独特の臭いが漂ってくる。まったくなじみのうすい刺激臭だ・・・・植村さんの食べ方を、見よう見まねでやってみる。左手で頭部をつまんで、右手で羽をむしっていく。意外とすめすめ抜けるものだ。赤っぽい鳥肌がむき出しになる。植村さんはその首筋あ -
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エスキモーとなって、北極圏の狩猟で生活し家族を養いっていくことがどんなに大変なことだったか、想像されると同時に
どうせ5、60年の人生だからと覚悟を決めやりたいことをやって自由に生きる思い切りとエスキモーの生活をやりぬいたことに感服しました。
2009年出版の「地球最北に生きる日本人、イヌイット大島育雄との旅」として朝日新聞記者に現地取材を受けたその後の大島さんがご家族とともにたくさんの写真付きで紹介されておりイメージが鮮明になり良かった。
こんな生き方の人が居ると知れば、ネットのあふれる情報を浴びて、新しい情報に追われている自分がなんだかなあ、と思ってしまいます。