佐々木れなのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
日本では「米中対立」と聞けば、二つの大国が覇権を争う構図を思い浮かべる。だが、その争いは相手を傷つけるだけでなく、自らも削っている。関税を上げれば物価が上がり、技術を囲い込めば成長が鈍る。力による優位を急ぐほど、社会のひずみは深まっていく。
米国は分断を深め、中国は統制を強める。異なる体制でありながら、硬直化という病はどこか似ている。外に敵を求めるとき、内なる弱さは見えにくくなる。
古来、強国が衰える兆しは外敵より内側に現れた。傲慢、過信、対話の欠如である。
真に恐れるべきは、相手の台頭ではない。争いに没頭するあまり、自らを壊してしまうことなのだ。日本ははたしていかなる道を選ぶのだろうか、米中