藤野知明のレビュー一覧

  • どうすればよかったか?

    Posted by ブクログ

    統合失調症という病気について、そして家族について、改めて考えさせられた一冊。

    どうすればよかったか?という問いは監督自身や監督のご両親だけでなく私たちにも投げかけられている問いであるように感じ、考えても考えてもなかなか答えが出せない。
    だからこそ、考え続けたいと思った。

    重い内容だけに、読んでいて辛い部分もあるが、一気に読むことができた。映画も観てみたい。

    0
    2026年07月02日
  • どうすればよかったか?

    Posted by ブクログ

    藤野知明のどうすればよかった?を読んだ。
    普通は本が話題作になり映画化されるのだが、本書の場合は映画が先で、本も出してみないかと出版されたそうだ。
    内容的には、お姉さんの統合失調症の発症に対する両親の対応のドキュメントなのだが、最後まで読んでみると、確かにタイトルのどうすればよかったのか?はぴったり来る。
    フィクションなら、私の評価は低かったかもしれないが、ドキュメントなので著者の葛藤や両親の対応についても、色々考えさせられてしまう。
    私も年齢を重ねて人生を振り返ることも多くなり、父も今年100歳になるので考えてしまう。
    映画も観てみたいものだ。

    0
    2026年06月09日
  • どうすればよかったか?

    Posted by ブクログ

    映画は見ておらず、本だけ読んだ。

    とにかく淡々と語られる印象。あえて、そう書いてあるのだろうか。

    一気に読んで、内容がまだ消化できていない。
    この本は、統合失調症を発症した理由を究明するものではないという。ただ、発症後にどうすればよかったかを、過去をたどりながら考えている感じ。

    今となって、部外者の立場からは、病院なりサポートなりあったんじゃないの?って思うけれど、当時は統合失調症や、精神科のイメージも違ったんだろうと思う。


    印象的だったのは、「存在しない問題は解決しない」という言葉。
    問題というものは、問題が存在するという認識がないと解決しない。この方の家の問題は解決するまで25年

    0
    2026年06月02日
  • どうすればよかったか?

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    映画はみていない。書評をみて興味を持った。内容は壮絶。姉、母親、父親、著者。表紙をみれば幸せな家庭だったことがわかる。異変を示した姉を病院で診療させることを拒否する両親。なんとかしようとした著者のノンフィクションだ。世間の偏見や当時の病院の医療体制への不安などから、両親は診療を拒否したようだ。それによって、それぞれの人生は一変してしまった。姉は25年たって診療を受けることができたが、まもなくがんが発覚し、亡くなる。母は認知症の末に死去。父は90代後半まで生きた。著者は人生を大きく左右された。自身も精神に不調をきたすのではないかと不安な歳月を送ったという。失ったものも大きかっただろう。著者の抑制

    0
    2026年05月19日
  • どうすればよかったか?

    Posted by ブクログ

    映画を補完してくれる監督による解説本。
    母という呪縛を最近読んでいたからか、親による教育虐待という意味では同じだなと、20年以上何ら手を打ってくれなかった、20代から40代という本来色んなことにチャレンジできる時間を奪われたその無念たるや。
    それでも監督でもある弟は姉のいる家族を見捨てず関わってこられたことは、誰もができることではないと感服しました。

    0
    2026年05月02日
  • どうすればよかったか?

    Posted by ブクログ

    著者自身も含めて家族全員、もっと幸せになる道もあったのでは、と考えさせられた。
    皆んな善良なのに、時代と運が悪かった。

    0
    2026年04月25日
  • どうすればよかったか?

    Posted by ブクログ

    実際、なんで?どうして?という著者の切実な気持ちが冷静に家族の歴史と共に書かれている。映像を見てはいないのだけれど、機会があったとしてわたしは冷静に見られるのだろうか?いろいろなことを考えすぎた挙句、今を生きることしかできないという気持ち。

    0
    2026年08月20日
  • どうすればよかったか?

    Posted by ブクログ

    統合失調症を患い癌で亡くなった叔母と重ねながら読んだ。とても繊細で優しくて、それゆえに、生きづらさを抱えてそうだった叔母と雰囲気が似ている著者のお姉さん。統合失調症になる原因はまだわかっていないそうだけど、そのままで生きるにはしんどいから神様からのギフトだったんじゃないかとおもうくらい。
    ギフトだなんて言うと、その周りの人たちの大変さや本人のしんどさを思えば軽率だけど。
    どうすればよかったのか。そう向き合うことも、すごく大変なことだ。映画も観たかった。

    0
    2026年08月20日
  • どうすればよかったか?

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    映画も前情報も一切なしで、帯に書かれた南京錠で姉を監禁したというフレーズのインパクトで手に取る。
    その帯の与えた衝撃とは裏腹に、どちらかというと淡々と統合失調症を発症した姉と両親の様子を書かれていた。
    印象に残っているのは、著者が「統合失調症にならないことが人生の目標」と考えていたこと。
    目の前で発症した姉、そしてその現実から目を逸らし満足な治療という選択肢を与えなかった両親を見てたら確かにそうなるのかも。
    亡くなっているとはいえ、家族の顔を出して映画を公開したことはかなり勇気が必要だったんじゃないかと思う。

    0
    2026年08月11日
  • どうすればよかったか?

    Posted by ブクログ

    映画を観れてないのでなんとも判断しづらいけど‥お姉様が統合失調症を発症なさったのがだいぶ昔な話なので、その頃は統合失調症ではなく精神分裂病っていう病名で偏見もかなり強い時代であり、非定型向精神薬もまだ出てきてなくて、精神医療体制もまだまだ整ってなかったであろうと考えると、一概に現在の精神医療の状況で受診させることと同一視して、「発症してすぐ受診&入院させればベストやったのに」とは言えないのではないか、、と思ったりしました。精神科の既往歴があると未来の可能性に影響が出てくる(特に医者志望であるならなおさら)とご両親が考えたとしても無理はないかなーと思ったり。まあ独特な価値観持ってそうなご

    0
    2026年07月17日
  • どうすればよかったか?

    Posted by ブクログ

    両親ともに研究医、統合失調症の姉をもつ弟による小さいころからそれぞれが逝去するまでの記録。両親は精神科医の診療を受ける機会を姉に与えず症状が重くなったのではないか、どうすればよかったかという弟の思いなどが綴られている。両親の対応は倫理的に問題があったかもしれないが、時代や医療が大きく変わった時期でもあり、今の判断や価値観で追及するのは少し難しいとも感じた。

    0
    2026年04月22日