緒方俊雄のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
慢性うつ病は必ず治る
2010/11 著:緒方 俊雄
うつ病とは、気分が落ち込む病気である。普通の落ち込みとうつ病とはどう違うのか。ただ気分が落ち込むだけでなく、夜寝られなくなる、食欲がなくなる、気力が減退する、集中力が低下する。それが2週間以上続くと、うつ病と考えられる。
うつ病は誰でもなる可能性がある病気である。一生のうちに、男性の5%から12%、女性の10%から25%はうつ病になると言われている。このため、最近はよく「心の風邪」と言われている。
本書の構成は以下の6章から成る。
①「心の風邪」と呼ばないで
②早期対応で早期回復
③どんな場合に慢性化するのか
④一生治らないと思ってい -
Posted by ブクログ
ネタバレ「ただのワガママじゃないの?」と言いたいお気持ち、わかります。
叱られるとすぐ休む → いきなり診断書を送りつけて休職 → 休職中に海外旅行!
日本中でこんな若手社員が急増中。
仕事以外の場では元気、薬が効きにくいなど、
従来のうつ病と大きく異なるので、一般に「新型うつ病」と呼ばれる。
「ただのワガママ」という声も大きいが、本人を責めても事態は改善せず、
周囲が対応に困りきっているのは現実。
悩める上司・人事・家族に熟練カウンセラーがアドバイス。
現場で役立つ待望の対処法。
【新型うつ病】
若い世代に多い
自分への愛着が強い
うまくいかないことがあると会社や上司、親のせいにする
自分の仕 -
Posted by ブクログ
ネタバレ性格の4つのモデル「平等型」「支配型」「依存型」「孤立型」が示されているのが特徴的。
「平等型」は心が安定していて、うつ病になりにくいとの事。
うつ病になりやすい他の3つの性格になる「原因」として、
子供時代の両親の接し方が大きいと書かれている。
それぞれの親や周囲の愛情を得るため、自分の存在を確立するため
自分の心を安定させる手段を身に着ける。
そして大人になった時に、自分を取り巻く環境が変化した際に
心の安定させる戦略が崩壊して、うつ病が発動する。
非常にわかりやすい説明だと思った。納得いく。
結局のところ、やはり子供時代は重要だ。
しかしこの調子で研究が進めば、カウンセリ