ピエール・クラストルのレビュー一覧

  • グアヤキ年代記 ――遊動狩人アチェの世界

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    南米パラグアイの先住民グアヤキの参与観察に基づく民族誌。原著は1972年に刊行されているらしい。静寂の出産現場から始まり、生活の様子のみならず著者の熱意により解き明かされた儀式の裏にある神話や世界観までも詳細に語られていて面白かった。部族内の不倫などを逐一把握していて著者に告げ口に来る子供たちが可笑しくて笑う。

    しかし、あまりに世界観やものの道理が私たちと違うので読むのに苦労するところもあった。
    雷に打たれて赤ちゃんが死ぬと、その「復讐」のために赤ちゃんのおじにより関係ない男の子が殺され、特に殺人が罰せられることはなく血の穢れを祓う清めの儀式のみが行われる。さらに殺された男の子の「復讐」のた

    0
    2025年11月11日