吉良信吾のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
警察小説でありながら家族小説でもある。
熊本県警本部警務部監察課の阿玉は、非違事案調査を船場とすることになる。
爆発事件に巻き込まれて意識不明となっている刑事の澤守が、暴行騒ぎを起こしていた疑いがあるというので調べ始めるのだが、同時に阿玉の息子が動物殺しの疑いをかけられるという…。
熊本地震をきっかけに失語症になった息子と意思疎通が出来ずに苦悩している阿玉には、妻との関係も修復できない過去があり、胸中は穏やかではいられない。
捜査するうちに澤守の暴行理由や爆弾に巻き込まれた理由が明らかになると同時に、動物殺しまで決着がつく。
後半からスピード感も増し、上手い具合に船場の過去を挟んでいる -
Posted by ブクログ
ヒーローであるはずの刑事や監察たちの苦悩… 家族への想いが熱いハートフルな警察小説 #沈黙と爆弾
■あらすじ
熊本県警の監察課、阿玉は警察内部の不正調査を命じられる。対象の刑事は暴力事件を起こしたらしいが、彼は爆発事件に巻き込まれてしまい意識不明であった。
阿玉は新人の船場と共に調査を進めるも、警察上層部からの圧力に苦慮する二人。さらに阿玉の息子が動物殺害の事件に巻き込まれてしまい、妻との関係にも軋轢が生じてしまう。果たして不正の陰にはどんな背景があったのか、そして事件の真相は…
■きっと読みたくなるレビュー
ザ・警察小説ですね、面白かった! 本作は警察小説新人賞受賞作で、書き手の想いが -
Posted by ブクログ
ネタバレ全体として、面白い小説ではありました。
主人公の家庭の再生譚は、ぐっとくるものがありました。とは言え、かなり粗削りで、腹落ちしないところも多い作品です。本作品は、「警察小説新人賞」を獲ったのですが、評者にはかなり厳しい意見があって、書籍出版の前に大幅な加筆・修正をしているそうです。それにもかかわらず、「え〜、なんで〜」と思う部分がありました。
一番の難点は、動物殺傷犯の加奈の行動で、学校での鳥殺傷は唐突で、露見リスクの高い学校でそんなことするかよ、と思いました。要は、加奈の人物造形が浅過ぎて、唐突さと露見リスクを構わない衝動の背景(動機の回収と言えば良いでしょうか)が読者に伝わらないという -
Posted by ブクログ
爆弾事件で重傷を負った刑事の非違事案調査を担当する阿玉。そして彼の小学生の息子が動物殺しの疑いをかけられ・・・
警察小説の新人賞受賞作だそうです。どことない読みづらさをほんの少し感じましたが処女作的なものだからかな?でもスピード感もたっぷりとあり、そこまでは気にならなかった。一気読みしてしまいました。
おもしろかったけど、こう、阿玉さんがなんか気の毒で。本人そこまで問題のある感じではないのに周りに振り回されて階段を転げ落ちるように不幸になっていくのが。。。
さすがに息子の動物殺害事件はそのまんまってことはないだろうとは思いましたが、これがどう本筋の事件と絡んでいくのか?と先が気になるつくり