アブドゥルラザク・グルナのレビュー一覧

  • 楽園

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    主人公の境遇の変化に従って、19世紀後半のアフリカにおけるさまざまな階層を描く。
    親との生活は内陸の貧しい町、周囲のさらに貧しい奴隷たちの尊厳、子供より彼らへの喜捨を優先する親。親の借金の質に取られ、大商人の使用人に。そこでも奴隷との交流に、奴隷であっても心の強さを描く。商隊の遠征で奥地で罠にはまり、窮地での大商人の態度、命からがら戻ってからも奴隷や出資者との誠実な交渉で、正しい人物像。アフリカの人々は、貧しくも気高い精神を持つことを訴えているように見える。
    少年は抜群に美しいらしく、大人の男女の美少年への視線、少年自身の、何人かの少女への淡い思い、これらと当時の宗教観、社会規範を描く。主人の

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    2025年07月13日
  • 楽園

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    歴史背景が違いすぎて正直ピンとくるところが少なく理解できていないところも多いように思う

    ヨーロッパがどのように植民地支配していったのか、何もかも根絶やしにするような方法で根こそぎ持っていって、簡単に人を殺すし使えそうなら奴隷にしてしまうとかゾッとする

    7歳ですでに奥さんのいる人と結婚させられたり
    コーランや宗教的な部分での価値感などイスラムの文化など垣間見た気はした

    奴隷として生きていても心だけは誰のものにもならない、自分のものというメッセージは残った

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    2025年12月09日
  • 楽園

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    ノーベル文学賞受賞の小説である。受賞によってアフリカの文学が知られるようになるのは望ましい。フィールドワークだけではなく、こうした小説で、タンザニアや東アフリカの生活を感じることができるので、学生にはおすすめであろう。

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    2024年11月24日
  • 楽園

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    アフリカ文学を読むの流れで手に取った作品。この本の前に読んだアチェべの「崩れゆく絆」と似て、作者が自らのルーツである文化を再構築して描いた作品。
    まずは東アフリカの人種や文化の多様さに驚かされる。
    しかし、人物の外見や情景があまり具体的に描かれない(みんなから美しいと言われるユフス、しかしスワヒリ人の美しさとは?)ので、読んでいてイメージが湧きにくいという難点はある。
    それでもユフスと人々のやりとりが面白く、特にアズィズおじさんの隊商とともに様々な困難に遭いながら、先へと進んでいく様子は冒険譚のようでもあってワクワクした。

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    2024年10月20日
  • 楽園

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    「まずは少年。名はユスフ。」
    この1行目から物語への期待が高まる。
    ストーリーは簡単に言えばユスフの成長物語だけど、著者が植民地支配や迫害の跡に目が向けられる前のアフリカを描きたかったと言うように、複雑な要素を含むアフリカを知れる歴史認識本だと感じた。
    「楽園」はただアズィズおじさんの庭の意味だけではなく、作中に複数の人が自分の描く「楽園」について語る。
    ラストのユスフの選択には驚かされたが、庭師のムゼー・ハムダニの自由、カラシンガの信仰などの話の他、父と母がもういないと知ったことも大きかったのだと思う。
    ユスフは隷属状態に徐々に疑問を抱くようになっていたし、気付かぬうちにどん底に落ちている糞

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    2024年09月19日
  • 楽園

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    20世紀初頭、東アフリカで生きる少年の成長とその時代の生活、ヨーロッパ人に征服されつつある様子を描いた作品。騙されたり、暴力に訴えたり、大国の脅威になすすべがない様子が描かれている。このような書籍を読むと、生まれてくる時代や場所が異なるだけで自分もそうなったかもしれない、などと考えるのは浅はかか・・。どんなふうに自分の中に取り入れられるのか考えていきたい。

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    2025年01月14日
  • 楽園

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    2021年度ノーベル文学賞受賞作品。
    読後は不穏感で終わり、
    中々に解釈が多そうな作品という印象、、でしたが、
    後書き読めば、舞台は二十世紀初頭のドイツ領東アフリカであり、ドイツ帝国から支配されているという歴史的背景や、イスラム教の聖典を題材としている所もあり、もしかしたら伝えたい事はそんなに難しいことでは無いのかな…と思いました。
    作者自身、書くことに対して強い思いがあると書かれてあり、色んな経験されてます。
    私たちの日常では中々知る機会が多くない、理解することがもしかしたら大事なのかなとも思いました。
    歴史がとんでもなくポンコツ、、な私ですが、何とか情景描写や、登場人物の心情、場面はどんな

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    2024年03月16日