老いることの孤独は、まだ分からない。
生きること、より、生きてきたこと、に重みを持つのは、いつなのだろうか。
ヘレンの独白のような物語は、言葉を発さないシップスワース(ねずみ)との出会いから始まる。
最初は、死を目の当たりにしない方法で追い出すことを考えるところから始まる。
ヘレンの「おばあちゃん的どたばた」は、時々ちょっとイラッとする。
あなたには時間があるのかもしれない、でも、周りの人は社会の時間で動いている。
けれど、終わりまで読んで考え直す。
ヘレンのような「おばあちゃん的どたばた」を受け容れられる余裕があるといいな、と。