カルド・パグラヤン他のレビュー一覧

  • プラネット・ハルク:天の巻

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    すでに刊行されていた『ワールド・ウォー・ハルク』の前日譚として、解説だけが載っていたこの『プラネット・ハルク』がついに邦訳された。この経緯から見るに、元々は邦訳の予定なんかなかったはずだ。『マイティ・ソー バトルロイヤル』の映画におけるハルクの元ネタである、という宣伝がなされている以上、おそらく邦訳の決めてもそこだろう。とてもありがたい話である。長文の解説書を読んでも、アート面で見る面白さは伝わってこない、ということが改めてわかった。それほど絵の力の強い一冊に仕上がっている。

    ストーリーとしては、地球を追放されたハルクがたどり着いた異星で圧政を敷く皇帝に、数人の仲間とともに立ち向かうという展

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    2017年10月30日
  • プラネット・ハルク:地の巻

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    ハルク誌におけるストーリー展開「プラネット・ハルク」の後編を掲載した一冊。解説書にもある通り、異星での出来事であるが故、展開から結末までしっかりと収束している。

    わかりやすい悪の皇帝の圧政に対して、暴力的なハルクが仲間とともに反逆していく姿勢にカタルシスを感じないわけがないのだ。そういう単純な図式だけにとどまらず、叙事詩的に語られる「救世主」と「世界の破壊者」のどちらになるのか…という構図が組み込まれた結果、一層味わい深い雰囲気を作りだしてくれているのだ。

    このクライマックスが『ワールド・ウォー・ハルク』につながる。そちらを読んだことのある人も、これから読もうとしている人も絶対にこれは読ん

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    2017年10月30日
  • プラネット・ハルク:地の巻

    Posted by ブクログ

    かわいそうすぎない!?と思うのも作者の思惑通りか。2冊丸々楽しんだしそもそもハルクが満たされたらハルクじゃない点納得の展開ではあるが、「ワールドウォー」の準備も透けて見え、会社の方針が第一優先のアメコミの無慈悲も感じる。

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    2017年11月11日
  • プラネット・ハルク:天の巻

    Posted by ブクログ

    人外キャラでむしろ濃い人間ドラマを描くのは『猿の惑星』的あちらの得意技か。ハルクが好きに暴れて許されるシチュエーションの痛快、(従来作から逸脱させすぎない目的もあろうが)過去のストーリーからの引用も楽しい。キャラの見た目や性格的に整理しきれない読みづらさはあった。

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    2017年11月10日