ジェイムズ・ホッグのレビュー一覧

  • 義とされた罪人の手記と告白

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    宗教に無頓着な父と厳格過ぎる母の2人の息子。兄は父の下で育ち明朗快活に育つ。弟は母が心酔する牧師の元で育ち、ギル・マーティンという友人と出会い、神に呪われていると思われる兄・父・母を手にかける。弟ロバートは二重人格?本当の父は牧師?書かれていないからこそ心に残る。作家ホッグが羊飼いでほとんど教育を受けず、16歳まで識字に興味もなかったこと、今でも宗教の名の元で争いが絶えない背景に義とされた罪人の影を感じてしまい、フィクションの小説として終わらせられない気持ちが残った。2024年に復刊、今読むべきだったかも。

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    2026年06月12日
  • 義とされた罪人の手記と告白

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    ゴシック小説とは、18世紀末から19世紀初頭にかけて流行した神秘的、幻想的な小説でゴシック・ロマンスとも呼ばれるとのこと。これまでほとんど読んでない世界だが、今回は掉尾を飾る名作と銘打たれた本の復刊ということで、読んでみた。
    キリスト教の研究者用の引用注記の多さには気になったし、区切り無しの告白も読むのに時間がかかったが、とはいっても読み進めてしまう面白さがある。編者の視点と罪人の告白という二重構成のなか、兄弟殺しの裏側に潜む悪魔的な存在とは何かというのが読みどころだった。良い読書の機会だったと思う。

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    2024年04月15日