室井忠道のレビュー一覧

  • 借金中毒列島

    Posted by ブクログ

    昭和40年代からバブル期まで貸金業に従事していた室井氏に、ライターがインタビューするという形式を取っている。会話形式で用語の解説がそれほど親切ではないため、正直言ってちょっと読みにくい。

    内容とエピソードの大部分は、昭和58年の出資法と貸金業法の改正前のもので、現在の貸金業界の状況を知る上では、あまり参考にはならないかもしれない。

    とはいえ、昭和40年代から現在までの業界の流れを知りたい人には有益だ。
    なぜ消費者金融が一般大衆に広く受け入れられるようになったのか。
    金利が下がったにもかかわらず、自己破産者の数が増え続けるのはなぜか。
    こうした疑問の答えが、この本の中にある。

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    2009年10月04日