チェウニョンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『無理して頑張らなくても』
中学校3年生の時に、母親が新興宗教にはまってしまう。両親は離婚。合格した高校に行けなくなり、ソウルの高校に転校した。友達ができるか不安だったが、人気者らしいユナが話しかけてくれてほっとする。彼女になら自分の秘密を打ち明けてもいいと決心するが。
信じた相手に裏切られた事を後で知るパターン。読者も、どこかで体験したことがあったのでは。その時どう自分の中で腑に落ちるようにできるのか。
「当時の私たちは愛と憎悪、羨望と劣等感、瞬間と永遠を、星の数ほど取り違えていたから。心臓を差し出してもいいと思った相手を傷つけたくなることが、矛盾だとは感じていなかったから。(p26 -
Posted by ブクログ
どの短編も余韻を感じる終わり方でした。
時と場所は違っても、似た思いを感じたことがあるかもと思うものもありました。そして訳者のあとがきに書かれていた「寛大になれない大人たちの生きる国」という社会をこの小説で垣間見ることができたように思いました。それと共にチェ・ウニョンさんも心の機微の表現が優れているなと思いました。
友人関係が全てのように思える
学生時代の心の揺れ
旅先で出会った友人への思い
フィンランドで知り合った友達に
伝えたかった思い
友達から気づかされた自分の気持ち
善意が伝わらなかったもどかしさ
大人の秩序に翻弄された頃の自分を
思う気持ち
など、自分が無理をし