茂里憲之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
カードゲームの本だが、かなり「不確実な状況でどう判断するか」という思考法の本だった。
印象に残ったのは、「敗者のゲーム」と「勝者のゲーム」の違い。ミスを減らすことで一定までは勝てても、その先では自分からリスクを取って勝ちを作る必要がある場合がある。大事なのは、どちらが正しいかではなく、今どちらのゲームをしているのかを見極めることだと思った。
確率についても、「決定的な答えではなく、ぼんやりと方針を与えるもの」という考え方が面白かった。期待値だけでなく結果の幅や分散を見ること、結果が悪かったからといって判断まで間違っていたとは限らないことなど、日常にも使えそうな考えが多い。
一方で、人間は都合の良い情報を集めたり、損失を強く嫌ったりと合理的には判断できない。「わかったつもり」や固定観念が最善手の発見を妨げるという話も印象に残った。
また、言語化は考えを整理する一方、一度言葉にした考えに固執する危険もあるという指摘は新鮮だった。最後のデッキ構築では、少しずつ改善するだけでは局所最適に陥る可能性があり、ときには大きく変えて別の可能性を探る必要があるという話もあった。
カードゲームを知らなくても、仕事やスポーツ、日常の判断につながる内容が多く、思っていた以上に幅広く読める本だった。 -
Posted by ブクログ
今まで遊戯王やバトスピ、ポケモンなどカードゲームに触れてこなかったのですが、シャドウバースを始めてカードゲームの世界に触れました。デッキも自分で考えるよりテンプレをコピーして自分でちょっといじるみたいな感じです。
この本を読んで、ミスをしないような立ち回りしか意識していなく、勝ち筋を見出すリスクを取れてない敗者のゲームを続けているのかとわかりました。また自分がテンプレから抜いたカードと入れたカード、なんでそれを入れたのか、今一度考えながらデッキのチューニングしようと思いました。じゃんけんのように相性があるので、どの方面にも勝てるよりも割り切ることの重要性が大事だなと思いました。 -
Posted by ブクログ
なんとなく遊んでるカードゲームを言語化できたらいいなと思って読んだ。
正直ちょっと難しい内容も多かった。
でも、直前の負けを過剰に評価して、より勝率を下げるようなカードを入れてしまうとかはあるあるだなぁと思った。
負け確デッキがあるのが嫌で変なメタカード入れた結果、全体への勝率を落とす結果になるとか、わかってるけどやめられない事象への注意喚起も耳が痛い。
「答えを出さなければ間違うことはありませんが、成長することもありません。上達のためには改善点を発見していかなければなりません。わからないことにも、とりあえず答えを出しましょう。ただし、それは「結論」としてではなく、「間違っているかもしれない仮説」として出すことが重要です。」
カードゲームって人生に役立つと私は本気で思ってます。