小山慶太のレビュー一覧

  • 科学史人物事典 150のエピソードが語る天才たち
    読書録「科学史人物事典」4

    著者 小山慶太
    出版 中公新書

    p246より引用
    “「火星へ行ける日がきても,テレビ塔の天
    辺から落ちる紙の行方を知ることはできない
    というところに,科学の偉大さと,その限界と
    がある」。”

    目次から抜粋引用
    “コペルニクス
     パスカル
     ダーウィン
     ローレンツ
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  • 犬と人のいる文学誌
    愛犬家にとって犬の出てくる小説はわくわくするものです。
    これはそれらの本の紹介です。これを読むと、次々と本を読みたくなります。
  • 科学史年表 増補版
    科学の発展って凄いなーと思った一冊。物語的に順を追って書いてあるので、分かりやすいですが、図があればもっと理解の助けになるかと思いました。(新書にそれを求めるのは難しいですけど…。) イタリアは統一前(~1861年)でも、科学者(特に電気・化学)を輩出し続けたのは意外でした。
  • 寺田寅彦 漱石、レイリー卿と和魂洋才の物理学
    面白かった。漱石作品を読み返したくなる。
    個人的にやや著者の「昔の研究は良かった、門外漢にも寄り添う感じで…」という書き方が鼻につくようにも思えましたが、なんでも不思議に思う心っていいですよね。
  • 寺田寅彦 漱石、レイリー卿と和魂洋才の物理学
    寺田寅彦がどういう科学者であったかは、「ねえ君、不思議だと思いませんか?」という口癖が全てを物語っているかと思う。粋という言葉も似合うかもしれない。知るほどに魅力的な人物である。
    本書では、漱石とレイリー卿という二人の人物との関係を軸に、当時の物理学界の情勢を踏まえつつ、寺田という人物を辿っている。...続きを読む
  • 道楽科学者列伝 近代西欧科学の原風景
    かつて生活のためではなく純粋な好奇心(道楽)から科学をやった人達
    がいた.彼らの余裕のある学問へのうちこみかたがとても羨ましい.ビュフォン、ローエルなどが特に面白かった.この本が絶版なんて.
  • 科学史年表 増補版
    当たり前ではないものの積み重ねで、今の当たり前が成り立っていることを痛感させられる本。便利の裏にある先人の努力に敬意を。
    1905年のアインシュタインの特殊相対性理論発表のくだりは鳥肌もの。パラダイムシフトってこういうものなんだと。発表当時の雰囲気を肌で感じたいなあ。
  • 科学史年表 増補版
    [ 内容 ]
    科学の歴史をたどると、偉大な発見も、思わぬ方向に道がひらけた偶然の結果にすぎないことが多いという事実に驚かされる。
    そこには、自然の原理を解明しようと情熱を傾けた「科学者」たちの創意工夫と試行錯誤があった。
    「近代科学」の生まれた一七世紀から、宇宙・生命・脳の神秘に自然科学が迫りつつあ...続きを読む
  • 犬と人のいる文学誌
    犬と人はほんとにいいと思いました。よきパートナーであり仲間でもある。私は犬が大好きです。これから先も犬と一緒に暮らしていけたらいいなと思いました。
  • 〈どんでん返し〉の科学史 蘇る錬金術、天動説、自然発生説
    天動説から地動説へ。錬金術、永久機関。進化論。生命の自然発生説。エーテルから暗黒エネルギーへ。科学の進歩発展はある時代まで常識としてまかり通っていた学説が新説に置き換えられるという転換の連続として捉えられることが多い。これを「どんでん返し」として、説明したのが本書。科学史でもあり、人類のパラダイムシ...続きを読む
  • 〈どんでん返し〉の科学史 蘇る錬金術、天動説、自然発生説
    物理、化学、生物、全部つながってる。
    難しい部分も多いけど、宇宙のはじまりや生命の自然発生説なんかはおもしろかった。
  • 光と電磁気 ファラデーとマクスウェルが考えたこと 電場とは何か? 磁場とは何か?
    製本屋に奉公に出るような厳しい境遇ながら、天性の実験センスで数々の成果を出したファラデーと、裕福な家庭に生まれてエリート教育を受けた優等生マクスウェル。対照的な2人の天才により電磁気学が確立されていった過程を興味深く読みました。
    2人の主役もすごいけど、どこにも発表せず密かにすごい発見を連発していた...続きを読む
  • 寺田寅彦 漱石、レイリー卿と和魂洋才の物理学
    「寺田寅彦」と書名にあったので、彼に関する評伝あるいは、物理学者としての側面、もしくは、文筆家としての側面について書かれた本かと思ったが、違った。

    著者の「寺田寅彦には、二人の師となる人がいる。それは、レイリー卿と夏目漱石だ」という主旨はわかるが、やや強引かとも。

    内容も物理学(変遷や歴史)につ...続きを読む
  • 光と電磁気 ファラデーとマクスウェルが考えたこと 電場とは何か? 磁場とは何か?
    もうちょっと、電磁場についての記載があるのかと思ったら、時代背景とか、科学史みたいなんが中心。
    そう興味は持てなかった。
    ちょっと、読む本間違った。

    本としての出来とはまた別。
  • 入門 現代物理学 素粒子から宇宙までの不思議に挑む
    子供のころ読んでたのとは宇宙論とかもずいぶん変わったわよね。一番大きいのはダークマター・ダークエネルギーなのか。クォーク、ニュートリノの質量、宇宙背景輻射のゆらぎ……
  • 入門 現代物理学 素粒子から宇宙までの不思議に挑む
    物理学の理論はまだよくわからないけど、物理学が素粒子というミクロな世界から、宇宙というマクロな世界までを記述する学問だ、だから面白いということはわかった。古典物理学から現代物理学へと進化していく過程を随所にちりばめてくれてるので、このあたりも面白く読めた。
  • 道楽科学者列伝 近代西欧科学の原風景
    6人の科学者の生涯と業績を簡単に紹介している本です。取り上げられているのは、シャトレ公爵夫人、ビュフォン、ラヴォアジエ、バンクス、ローエル、ウォルター・ロスチャイルドで、さらに終章で、アルフレッド・ルーミスとド・ブロイにも簡単に触れられています。

    自然科学の専門分化が著しい現在とは異なり、本書に取...続きを読む
  • 科学史年表 増補版
    自分の自然科学系知識は19世紀頃で止まっているようだw
    文系も理系も関係なく楽しめる
    教科書で単発ずつ出てきた多くの発見がしっかり歴史の流れに乗っていることがわかる
    アインシュタインの天才さが際立ってる
  • 寺田寅彦 漱石、レイリー卿と和魂洋才の物理学
    寺田寅彦の文学の師が夏目漱石であるというのはよく知られているが,物理学における師が古典物理学を極めたレイリーであるという説が著者の思い入れたっぷりに語られる.本文を読んでみても,それほど根拠がある説ではなく,古き良き時代の物理学と,雑事に煩わされずにその研究に取り組むことができた裕福な研究者へのノス...続きを読む