小山慶太のレビュー一覧

  • 光と重力 ニュートンとアインシュタインが考えたこと 一般相対性理論とは何か

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    ニュートンとアインシュタインが着目した「光」と「重力」をテーマに、物理学の発展や2人の人物史を語る。

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    2016年03月17日
  • マンガ おはなし物理学史 物理学400年の流れを概観する

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    物理学の歴史を新書版でしかもマンガで著すというものすごく野心的な試みで、さすがに食い足りない部分はありましたが、それでもがんばってなかなかよくまとまっていたように思いました。
    特に、天動説から地動説への移行や、古典力学から量子力学・相対性理論への移行のプロセスについては、今まであまり他の本で読んだことがありませんでしたので、非常におもしろかったです。いきなりパラダイムが変わったのではなく、途中経過の葛藤がいろいろとあったことが具体的に描かれていたのは、この本の最大の後見ではないでしょうか。
    一方で、マンガとしての「おもしろさ」を出そうとしてなのかはわかりませんが、「アシスタントさん」の謎につい

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    2015年06月17日
  • 科学史人物事典 150のエピソードが語る天才たち

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    読書録「科学史人物事典」4

    著者 小山慶太
    出版 中公新書

    p246より引用
    “「火星へ行ける日がきても,テレビ塔の天
    辺から落ちる紙の行方を知ることはできない
    というところに,科学の偉大さと,その限界と
    がある」。”

    目次から抜粋引用
    “コペルニクス
     パスカル
     ダーウィン
     ローレンツ
     湯川秀樹”

     理学博士である著者による、人類の歴史に
    多大な影響を与え続ける、偉大な科学者たち
    を紹介する一冊。
     天動説の時代から現代まで、教科書などに
    は書かれる事が少ないであろう偉人たちの逸
    話とともに書かれています。

     上記の引用は、中谷宇吉郎氏の著作からの
    孫引きの一文。どのような素

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    2015年03月01日
  • 犬と人のいる文学誌

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    愛犬家にとって犬の出てくる小説はわくわくするものです。
    これはそれらの本の紹介です。これを読むと、次々と本を読みたくなります。

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    2013年12月11日
  • 科学史年表 増補版

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    科学の発展って凄いなーと思った一冊。物語的に順を追って書いてあるので、分かりやすいですが、図があればもっと理解の助けになるかと思いました。(新書にそれを求めるのは難しいですけど…。) イタリアは統一前(~1861年)でも、科学者(特に電気・化学)を輩出し続けたのは意外でした。

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    2012年09月17日
  • 寺田寅彦 漱石、レイリー卿と和魂洋才の物理学

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    面白かった。漱石作品を読み返したくなる。
    個人的にやや著者の「昔の研究は良かった、門外漢にも寄り添う感じで…」という書き方が鼻につくようにも思えましたが、なんでも不思議に思う心っていいですよね。

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    2012年07月03日
  • 寺田寅彦 漱石、レイリー卿と和魂洋才の物理学

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    寺田寅彦がどういう科学者であったかは、「ねえ君、不思議だと思いませんか?」という口癖が全てを物語っているかと思う。粋という言葉も似合うかもしれない。知るほどに魅力的な人物である。
    本書では、漱石とレイリー卿という二人の人物との関係を軸に、当時の物理学界の情勢を踏まえつつ、寺田という人物を辿っている。彼の研究内容にそれほど深く言及しているわけではないが、彼の物理に対する姿勢や興味の持ち方がよくわかり、寺田という人物像を得るのに大変よい。
    そして、寺田と漱石の関係が、私には大変心を打つものである。

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    2012年04月17日
  • 道楽科学者列伝 近代西欧科学の原風景

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    かつて生活のためではなく純粋な好奇心(道楽)から科学をやった人達
    がいた.彼らの余裕のある学問へのうちこみかたがとても羨ましい.ビュフォン、ローエルなどが特に面白かった.この本が絶版なんて.

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    2011年09月09日
  • 科学史年表 増補版

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    科学の歴史をたどると、偉大な発見も、思わぬ方向に道がひらけた偶然の結果にすぎないことが多いという事実に驚かされる。
    そこには、自然の原理を解明しようと情熱を傾けた「科学者」たちの創意工夫と試行錯誤があった。
    「近代科学」の生まれた一七世紀から、宇宙・生命・脳の神秘に自然科学が迫りつつある現代まで。
    物理学・天文学・化学を軸に、四〇〇年の歩みを年表形式で読み解く、科学史のガイドブック。

    [ 目次 ]
    プロローグ 自然科学誕生前史
    1章 17世紀の歩み
    2章 18世紀の歩み
    3章 19世紀前半の歩み
    4章 19世紀後半の歩み
    5章 20世紀前半の歩み
    6章 20世紀後半の歩み
    エピ

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    2011年04月03日
  • 犬と人のいる文学誌

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    犬と人はほんとにいいと思いました。よきパートナーであり仲間でもある。私は犬が大好きです。これから先も犬と一緒に暮らしていけたらいいなと思いました。

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    2009年10月15日
  • 〈どんでん返し〉の科学史 蘇る錬金術、天動説、自然発生説

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    天動説から地動説へ。錬金術、永久機関。進化論。生命の自然発生説。エーテルから暗黒エネルギーへ。科学の進歩発展はある時代まで常識としてまかり通っていた学説が新説に置き換えられるという転換の連続として捉えられることが多い。これを「どんでん返し」として、説明したのが本書。科学史でもあり、人類のパラダイムシフトに対する記録でもある。

    変わってみると、それまでの考え方や習慣が原始的に見えるから人間とは勝手なものだ。至近では、「携帯電話がない時代の待ち合わせ」「飛行機で喫煙」「部活動での体罰」「リーゼントに短ラン」なんかも既に過去の遺物であり、原始的に見える。科学だけでなく、時代の移り変わりの中で、人類

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    2024年04月28日
  • 〈どんでん返し〉の科学史 蘇る錬金術、天動説、自然発生説

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    物理、化学、生物、全部つながってる。
    難しい部分も多いけど、宇宙のはじまりや生命の自然発生説なんかはおもしろかった。

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    2022年08月06日
  • 漱石が見た物理学

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    夏目漱石が同時代の物理学に関心をいだいていたことを話の枕にして、19世紀から20世紀にかけての相対性理論および量子力学に代表される物理学の革命を、一般の読者に向けてわかりやすく解説している本です。

    タイトルから、漱石についての本だと思って手に取ったために、やや期待はずれでした。本書の解説そのものは、物理学についての素養のない読者にとっても読みやすい文章で書かれているように思います。

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    2019年10月09日
  • 光と電磁気 ファラデーとマクスウェルが考えたこと 電場とは何か? 磁場とは何か?

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    製本屋に奉公に出るような厳しい境遇ながら、天性の実験センスで数々の成果を出したファラデーと、裕福な家庭に生まれてエリート教育を受けた優等生マクスウェル。対照的な2人の天才により電磁気学が確立されていった過程を興味深く読みました。
    2人の主役もすごいけど、どこにも発表せず密かにすごい発見を連発していたキャヴェンディッシュもすごい。

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    2019年04月07日
  • 漱石先生の手紙が教えてくれたこと

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    夏目漱石は生前ものすごい量の手紙を書いたという手紙マニアだったらしい。膨大な漱石の書簡から見る物語。

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    2018年07月19日
  • 寺田寅彦 漱石、レイリー卿と和魂洋才の物理学

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    「寺田寅彦」と書名にあったので、彼に関する評伝あるいは、物理学者としての側面、もしくは、文筆家としての側面について書かれた本かと思ったが、違った。

    著者の「寺田寅彦には、二人の師となる人がいる。それは、レイリー卿と夏目漱石だ」という主旨はわかるが、やや強引かとも。

    内容も物理学(変遷や歴史)についての記述が多く、「寺田寅彦」そのものに関する記述が少ないようにも思う。

    物理学者であり、優れた文筆家であったことは、本書を通して、改めてわかる。

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    2017年03月31日
  • 光と電磁気 ファラデーとマクスウェルが考えたこと 電場とは何か? 磁場とは何か?

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    もうちょっと、電磁場についての記載があるのかと思ったら、時代背景とか、科学史みたいなんが中心。
    そう興味は持てなかった。
    ちょっと、読む本間違った。

    本としての出来とはまた別。

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    2017年01月16日
  • 入門 現代物理学 素粒子から宇宙までの不思議に挑む

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    子供のころ読んでたのとは宇宙論とかもずいぶん変わったわよね。一番大きいのはダークマター・ダークエネルギーなのか。クォーク、ニュートリノの質量、宇宙背景輻射のゆらぎ……

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    2020年06月15日
  • 道楽科学者列伝 近代西欧科学の原風景

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    6人の科学者の生涯と業績を簡単に紹介している本です。取り上げられているのは、シャトレ公爵夫人、ビュフォン、ラヴォアジエ、バンクス、ローエル、ウォルター・ロスチャイルドで、さらに終章で、アルフレッド・ルーミスとド・ブロイにも簡単に触れられています。

    自然科学の専門分化が著しい現在とは異なり、本書に取り上げられている科学者たちはディレッタントとして科学研究に取り組んでいました。本書は、そうしたディレッタントの科学者たちが生き生きとした情熱を持って科学研究に邁進していたことが描き出されています。

    自然科学に詳しくない読者でも楽しんで読むことのできる本だと思います。

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    2015年03月10日
  • 科学史年表 増補版

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    自分の自然科学系知識は19世紀頃で止まっているようだw
    文系も理系も関係なく楽しめる
    教科書で単発ずつ出てきた多くの発見がしっかり歴史の流れに乗っていることがわかる
    アインシュタインの天才さが際立ってる

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    2012年12月15日