長谷川鑛平のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
著者の長谷川鑛平氏は明治41年、1908年のお生まれ。岩波書店、中央公論社で長く校正を担当された方である。私と勤め先こそ異なるが、同じ業界の大先輩に当たる方が出した書籍。その名も『本と校正』なのだから背筋を正して読みたくなる。
本書は増補新版だが、底本となった文庫は1965年の刊行だという。60年も前の書籍だが、「解説」で校正者の牟田都子さんも書かれている通り、全く古びていない。確かに当時の主流だった活版印刷は廃れてしまった。しかし、校正者に流れる精神は決して変わっていないのだ。本書に書かれていることの逡巡や悩みの多くは現在の出版界でも共通のものである。
私が校正に携わってからの20年でさ