うーん。
生活保護行政に携わる者としては少し受け入れがたい描きっぷり。
生活保護についてバランスの取れた書籍はみたことがない。残念ながら。
巻末には諸外国は生活保護相当の制度で外国籍の方も保護されると書いてありますが、ホントかなあという疑念があります。この本では、日本の制度は悪で外国はもっといいという。
生活保護制度には欠陥も多いです。それは認めます。しかし、諸外国のそれが日本に優る「運用」をされているとは思えない。というのが、生活保護の最前線で感じている正直な感想です。やはり、当事者だから、身びいきがすぎますかね。