北村節子のレビュー一覧
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1973年、女子エベレスト登攀隊が組織された。読売新聞記者の筆者もメンバーとして名乗りをあげる。全員が自分の収入を持つ女性達だった。冬には餓鬼岳合宿が行われ、筆者は力不足を痛感。他にも谷川岳行き、残雪期の富士山高所訓練も行われた。
1975年1月、成田空港出発カトマンズへ。隊荷11トン。ここからは全行程陸路、360キロ。ここでテントが盗まれたので、中古品をせっせと買い集める。
標高4000メートルの村タンボチェで1週間滞在。様々な考え方の人と摩擦を起こしつつ、3月16日ついに5350メートルのベースキャンプへ。ここから先荷上げの品々を調整して送り出し、途中からは第一キャンプで中継管理を行う -
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1997年に発行された単行本が2025年に文庫として復刊されたのは、著者も参加した1975年の「エベレスト日本女子登山隊」の田部井淳子が日本人女性としてエベレストに初登頂して50年、を記念して彼女の映画が制作され、本書が参考資料として使用されたからだそうです。
このエベレスト行から著者と田部井は世界各地へ山旅を続けます。中国、北米、南極、ニューギニア、そしてヨーロッパへ。7大陸だか、8大陸だかの最高峰の頂を極めるのだから、実際にはとんでもなくハードな山行なんでしょうが、著者にかかったらそれは笑いの絶えないお花畑でも歩いているような女子旅になってしまいます。1970〜90年代の女性登山家た -
Posted by ブクログ
朝ドラ化された『あんぱん』や『ゲゲゲの女房』に近い構成の作品でした。
世界のジュンコ·タベイが活躍する隣でイタズラっ子仲間のように隣で笑っていた筆者と田部井さんの青春を描いています。
1975年のエベレストから1992年の七大大陸最高峰、その後の山への気持ちを語って本書を終えていますが、田部井さんのエベレスト登頂50周年をきっかけに2025年のあとがきまで加わると、まるで一つの映画を観ているようでした。
昭和軽薄体、今で言うおじさん構文(?)のような文章が続き、事の過酷さを隠すのが上手だと感じました。
一つひとつの山の辛さは別の誰かが書いた書籍があるため省略されており、物語の進みも早く楽しく読 -