【書籍の要旨】
努力は大事と言えば大事だが、
それよりも大事なのは自分が活躍出来るタイミングと
活躍出来ないタイミングを把握し、
タイミングに合わせて行動すること。
また、人間は30前半までに大体考えが固まっており、
そこからはそれまでの経験値を最大限に活かす活動を
行っていく必要がある。
いつまでの成長出来るわけではないということ。
【主なトピックと学びになったこと】
・環境の力を頼りにすることが大事
そのため、実力というのは、
①自分にとって良い環境を掴む握力
②その環境に既にいる人達に受け入れられる人間力
の複合要因から成り立っている。
・優秀な人は、どんな人でも好き嫌いせず広く交流し、
仲間にすることが出来る。
・パワフルなタイプの人は無理が利くので、
①弱い人の気持ちを想像しにくい
②自分を過信し、限界を超えてしまいがち
といった大きな落とし穴を持っている。
・人は33歳までにしてきた体験と習得した知識によって
成功するもの。34歳以降に成功したければ、
33歳までに携わった仕事や趣味から見出すこと。
→これは著者の感想なんだそうですが、
育成という視点からも分かる気がします。
多少前後はするものの異業種に行っても伸びる人は、
そもそもベースとなる取り組みを30前半までに
実践で経験してきている人だと思います。
・採用の大原則
①「何か、違和感がある」人は
どんなに優秀でも採用しない
②「休日のスーパーマーケットであったら
挨拶したくなる人」を採用する
③「面接の印象」は大事だが盲信するな。
過去の勤務先の評判などを可能な限り、
リサーチせよ
④「採用のミスは教育でカバーできない」と知れ
・精神的な成熟度が高い人は、
自分に100%を要求し、他人には期待しすぎない。
・人から信用される方法
嘘をつかない
約束を守る
誰が見ても分かる実績、結果を出す
専門をつくる
コソコソやらない
・行動しているときに役立つ判断法(孫子の兵法)
①逆境
うまくいかないときに焦らない。
流れが変わるまで待つ。
②撤退
勝てる戦だけを選んで戦う。
勝てないと思った戦からは潔く撤退する。
③時流
時の変化を捉える意識をもつ。
鋭敏な感性を養い続ける。