(No.14-15) エッセイです。
71人の絵本が大好きな人達がとっておきの絵本を紹介。それぞれのページに、こうの史代さんの四コマ漫画が付いてます。
皆さんの思い出の一冊なのかなと思って読み始めたのですが、必ずしもそうではありませんでした。もちろん子供の頃すごく好きだった一冊を紹介している方もいます。けれど大人になってから出会った本、自分の子供が好きだった本、またご自分が描かれた本のことを書いている人もいて、いろいろな面から絵本を知ることが出来ました。
著者の方たちの中には私が知らない方や、お名前を聞いたことがあるくらいの方もいて、どんな方なのかなあと想像しながら読みましたが、短い文章の中からその方の背景が浮かんできました。
そして自分のことを考えると、どうも子供の頃読んだ絵本のことはあまり思い出せない!あれ~?、読んでないはずはないのにどうしてだろう。思い起こすと、小学校4年生くらいからは字がたくさんある小説を読んでたみたいなので、どうやらそこで読書歴が上書きされちゃったのかもしれない。
う~ん、そういえばお姫様が金の鞠を抱えてるシーンがある本を持ってた気がしてきた。カラフルな色使いで、その本はお気に入りだったような・・・・。多分グリム童話だろうと思う。それ以外の絵本を全く思い出せないとはやや情けない。
私が絵本を紹介するのなら、この本の中で誰も触れなかった「ノンタンシリーズ」にしたいな。
私の子供たちが出版とリアルタイムに出会ったシリーズ。私も子供たちも大好きで繰り返し読みました。ちょっと小さめな本が、子供の手にぴったりで。今も大切にとってあります。
絵本についていろいろな考えを紹介してくれる、素敵な本です。6年もの長い間連載されたものを一度に読むことが出来るとは、なんて贅沢なんでしょう。