てんてこまいのレビュー一覧

  • 戦争さえなければ【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

    53歳で夜間中学校に入学し、初めてしっかりとした学びの場で字の読み書きを習い、習得した言葉で自分史を紡ぐ。
    その過程だけでも想像しがたいご苦労が窺い知れるのに、その生い立ちもまた想像を絶するものでした。
    タイトルの「戦争さえなかったら」という言葉が本当にずんと重く頭にめり込んでくるように、読んでいてしんどくなることも正直ありました。
    特にお父さんとの別れのシーンは心を抉られるような思いになりました。
    どんな思いで洋子おばあちゃんはこの自分史を綴ったのか。
    それは一読者にはわかりえないけど、1年で夜中を修了することになってだいぶたった後に「楽しみを見つけるのはまだまだこれから」と思っていた(であ

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    2025年09月13日
  • 戦争さえなければ【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

    『戦地に赴いた描写もなければ、空爆を直接受けた描写もない、それでもここまで戦争は一般人の生活を脅かすものだったのか、と。』

    何十年生きても忘れられない苦しみが、言葉となって紡がれ形を得ることで、やっと鳩サブレー(ならぬ鶏サブレー)の缶に鎮められたのだなと思った。
    ご本人の努力と、先生や仲間たちの支えと。
    おばあちゃんの心をしっかりと掬い上げた娘さんやお孫さんたちの姿に、ただ頭が下がった。

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    2026年01月28日
  • 戦争さえなければ【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

    映画やドラマ、テレビで語られることは、いかに爆弾が落ちてきたか、街が壊されていったのか…まさに資料映像のような戦争の日々が多いですが、これは日常をどう蝕んだのか、終戦後にどのように影響を残したのかという印象の話です。
    戦後生まれの私たちは「歴史の話」と遠い過去のように感じますが、まだ100年すら経ってないんですよね。
    減っているとはいえ、生き抜いた方がまだ同じ時代を生きてるんですよね。
    きな臭いと言われる昨今、気がついたら流されていたなんて状態にさせないために、色々な角度から当時を知るのは有意義なことです。

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    2025年11月26日