サーデク・ヘダーヤトのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
昔の人間の行動や思想、願望や習慣はこのお噺という手段を通じて、後世の人々に伝えられて来たのではあるまいか。このお噺は我々の生存にとって必須欠くべからざるものの一つなのではないか。幾千年となく、人類は同じようなことを喋り、同じようにセックスし、同じように子供じみた悩みを抱いてきたのだ。人間の一生というのは、始めから終わりまで一つの面白可笑しいお話、信じられないほど馬鹿馬鹿しいお噺にすぎないのではないか?私が今書いているのだって自分のお話なのではないか?ものを書くというのは、挫折した願望にとっての排け口であるにすぎない。所期の目的を達し得なかった願望、作家自らが受け継いだ知力の範囲内で抱かれた願望
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Posted by ブクログ
題名がかっこいい。私は中高生くらいの時にNHKの動物番組で梟を見てから梟大好き。アイコンも梟です。
イスラムの男性中心社会で女性の立場の低さは苦しい。しかしヘダーヤトの書く男性だちは社会的地位が高く女性を殴りつけたりするくせに、なんとも情けない。女性だって反撃する。(しかし失うものは女性の方が大きい…)
作者はイランの貴族階級でフランスカトリックの大学に留学したが、結局ヨーロッパでは学位を取れない。
いろいろなものに接したが、どれにもなれなかったことで、小説に感じられるイスラムへの意識的及び無意識の皮肉があるのかもしれない。
【変わった女】
インドの下宿屋に短期滞在する語り手は、隣の部屋の -
Posted by ブクログ
盲目の梟 サーテグ・ヘダーヤト 批評
美しい文章を紡ぐ才能を持つ人の数は少ない。それは恐ろしく貴重な才能で、幸運にも持ち合わせた人は、表現の世界において抜きん出た成果を生み出す。そして選ばれし者の中でもさらに特別な人間は、世界中の人々を魅了し、いつまでも読者の心に残り続けることを許される。
サーテグ・ヘダーヤトという作家の能力は、本人の読書量や努力によるものも勿論あるだろうが、間違いなく選ばれた人間のそれだ。特に表題作においてその才能は遺憾無く発揮されている。文章の構築様式は雅で、選ばれる言葉も鋭敏に磨かれており、絢爛かつ技巧的だ。細心の注意を払いながら撚り合わせて紡いだ糸で編まれたこの作