パクソンスのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
PIVOTで著者と本書が紹介されていて興味を持った。動画では韓国ドラマはなぜ世界的に受け入れられたのか?という文脈だったが、本書はそもそもの作家として必要な素養、売れるドラマの脚本の作り方等、定性面、技術面における作家・脚本家志望者への指南書だ。
定性面では作家は深い憐憫の情を持って、今の理解を理解・洞察することという点がすんなりと腹落ちできる内容で印象的だった。技術面では、ストーリーを破綻無く動かして、視聴者に納得してもらう為に「エンディングは作品が向かうべき目的地であり灯台」いう言葉が分かりやすかった。また、主人公には主人公自らが祭りの主役となり、本能、潜在意識、喜びや悲しみのエネルギー -
Posted by ブクログ
韓国の映像作品は今や映画だけではなくドラマも人気で、さまざまなプラットフォームで話題作が公開されている。
本書は30年以上をその第一線で活躍してきた脚本家兼ドラマプロデューサーであるパク・ソンス氏による創作術の本。
特にドラマに特化した創作法が記されている。
面白いというか、結構ビックリするのは3幕構成はもう古くて今の韓国ドラマシーンでは役に立たないというもの(まあ、これ自体にはちょっとそうかな? と思う部分もあるのだけど)
3幕構成はオーソドックスなハリウッドエンターテインメント映画や、一部の映画には未だに使える。だがそれをそのままドラマに流用してもうまくいかないどころか、1話で切られると