茅野しのぶのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
こんな仕事をしたいなぁと漠然と考えていたのですが。実際に仕事にしている人の本に出会いました。
茅野しのぶさん。
AKBの衣装作成とお世話係から始まり、今はオサレカンパニーという会社で、アイドル衣装のほか学校制服やナース制服を作る会社を立ち上げた方です。
曲のテーマに沿って作る衣装。着る子の長所を引き出したり、踊りやすさも考えているそうです。
・動きやすく
・クライアントの意向にあっている
・6割くらいのファンが すてき といってくれる
が理想だそうです。
衣装の写真も世界観が溢れていて素敵で、また読み返したい本となりました。アイドル好きでなくても楽しめます。
↓なにか作品を作る上でヒントになると思った一節
。。。。
p155
【1×2】
1はクライアントからの要望「かっこいい」、「クラシカル」とか。
2は自分の頭の引き出しにあるアイデア
ここは普段から充実させておく。
1と2を掛け合わせる。
例
ジャンプのあるダンス→かえる→ぬめっと感→水かきをプリーツで表現する。ぬめっとをエナメルの素材で表す -
Posted by ブクログ
オサレカンパニー設立12年
AKBの衣装に携わって20年
あかりんがコスメのYouTubeやってるのはしのぶさんが助言したことがきっかけだった。
服飾の専門学校
AKBの1期の募集ポスターをみて、まだ衣装が決まってないかもと応募、22歳の時
2006年に会いたかったでメジャーデビューするときデザイン画を描かせてもらえるようになる
衣装だけじゃなくマネージャー業務もするように
AKBの赤チェックは国内どころか中国、韓国あたりの存在する赤チェックの生地を使い尽くしたんじゃないかと思うくらい
一から生地をつくることもある
1人の衣装で10メーターだと在庫を持っている会社がない
そのため色々な赤チェックを組み合わせてAKBらしさが出ていった。
背が高くてわざと猫背にしていた、まりこの身長がなるべくプラスに働くよう衣装を考えた。
360度かわいいというのを昔から大切にしてきた。
普通の制服は6年着たりするので大きめだが
締まるところは締まっていて出すところは出す
スカートはたっぷりとボリュームを出す
布地はいかに安っぽくみせないか。
イコラブはメンカラを使ってリアルクローズ寄り
AKBが被災地にいったとき避難生活を送っている人の前で歌うため、デニムとTシャツで行ったら、
いつものキラキラの衣装じゃないんだね、持ってくるのが大変だからかと言われた。つまりそれを楽しみにしている人がいることに気づいた。
衣装は何でもいいと言われることが多かった。予算も真っ先に削られた。でもそれではダメだと思った。見て楽しめるようにしようと思った。
最後の衣装のページ懐かしすぎて涙でそうだった。
そっかあこの衣装が好きでAKB観てたんだなと思い出した。give me five!のあっちゃんとか永遠プレッシャーのぱるるとか11月のアンクレットのまゆゆとか好きすぎる。快速と動体視力の衣装もかわいい。
アイドルにピリオドを打たせてあげられるように卒業ドレスを作っている。ファンにこれまで応援してきてよかったと思えるような最高のドレス
ゆきりんの卒業ドレス本当に好き。
刺繍、細かい装飾、どれをとってもトップメゾンの作り方に引けをとらない自信がある
高級感は出しつつお金の匂いがしないように衣装を作っている。日本のアイドルは既製品を着ない。
今までこの衣装いくらかとたくさん聞かれてきたが、一度も答えたことはない。
見ている人に涙を流させたいんだったら作り手はその3倍の汗をかかなきゃいけない。それをするにはお前にとっての七人の侍を作れ。それで会社化した。
現在はアイドル衣装の他に、制服や医療現場の服を作っている。
制服には重さや汗染みなど生徒の声を聞きながら作っている。女子生徒用のズボンを見たら男の子用のをサイズを小さくしているだけでカッコ悪かった。女の子が綺麗に着れるよう一から作り直した。
看護師さんの服は、白が多かったが、汚れるし下着も透けるためグレーのものを開発。
こんなに着る人のことを考えられる衣装さんてなかなかいないと思った。 -
Posted by ブクログ
AKBの衣装展に行ってアイドル衣装のすごさに魅せられたわたしは速攻しのぶさんの著書を買いました(笑)
いかにしのぶさんがアイドルのこと、特に自分にチャンスをくれたAKB48のことを考えて行動しているかがよくわかったし、いかにしのぶさんが丁寧な人なのかがわかった。
って言ったらなんかチープだけど、衣装が特定されるいま金額が分かるものをアイドルが着るのは夢がないとか、この子が魅力的に見えるようなドレスとは何かとか、アイドルが卒業した後にどういう道を歩むのかとか、アイドル衣装案件以外の案件でAKB48に何をどう還元できるのかとか。アイドルにどう還元できる?を本当に多角的な視野から見ているんだろうな。
他にも、MVの時とライブの時で衣装のペルソナ?誰に向けた衣装を作るのか?を変えるとか、クリエイティブとクライアントワークのさじ加減とか、秋元さんとの話し方とさっしーとの話し方の違いとか、私のなかの仕事術みたいなところでもマナビ豊富!
(個人的にメンゴ先生とお話されてたのは激アツでした)
ますますこれからAKB48やイコラブを推したくなった! -
Posted by ブクログ
ネタバレアイドルにはそれほど興味がなく、著者のことはたまたま見たYouTubeのリハックで初めて知った。
なので、AKBについてもほとんどわからないし、正直、このアイドル衣装がかわいいかどうかもよくわからない。自分が制服を着るのは嫌いだけど、制服っぽい衣装は少し好きというくらいで、フリルがどうのとか言われてもよくわからなかった。
しかしながら、この本は面白かった。
なぜなら、著者の仕事に対して全力で向き合う心構え、細かいコミュニケーションを厭わないマメさ、アイドルとお客様の両方を幸せにして仕事を進めていこうという姿勢が包み隠さず書かれていて、そこが仕事論としてとても面白かったから。
また、著者がなんの実績もないのに秋元康と一回でも仕事をしたいとAKBの運営に電話をかけるところから、衣装、総監督を経て会社を立ち上げ、事業を広げているなど、誠実に仕事をして着実にステップアップしている話もよかった。
明日からまた仕事を頑張る勇気と元気をもらえる本。 -
Posted by ブクログ
特別な推しがいるわけではないのですが、歌番組でキラキラヒラヒラしたアイドルの衣装を観るのが大好きです。
AKBのような大所帯で、ひとりひとりディテールの異なった素敵な衣装を手掛けているのは、一体どのような方なのだろうと長年気になっていました。
著者の茅野しのぶさんはAKBが駆け出しの頃から、衣装担当でありながら総支配人もされていたというのが驚きです。
着ている子が可愛く見えることはもちろんのこと、ファンが衣装によってその子の新しい一面を発見するきっかけになったり、グループであれば、そのグループが歩んできた物語を表現するものになり、ファンは「自分が応援してきたからこそ、こんな素敵な衣装で活動できるようになったんだ」と応援するモチベーションにもなる。
生地の工面や実際の製作場面はもとより、アイドルにとっての衣装、ファンにとっての衣装、プロデューサーにとっての衣装、いろいろな視点から衣装について追求されており、その奥深さを感じました。
AKBやイコラブの衣装やメンバー卒業のドレスの写真もたくさん載っており、読んでいて華やかな気持ちになる本でした。
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Posted by ブクログ
実はAKB48どころかアイドルにも全く興味がないのだけれど、それでもこの本を読んでみようと思ったのは、プロ野球の北海道日本ハムファイターズのファンであり、そのチアであるファイターズガールの衣装をオサレカンパニーが製作していることを知っていたので、その代表の人の話に興味があったから。
ファイターズのユニフォーム自体はアメリカのデザイン会社がデザインしているのだけれど、そのユニフォームをコンセプトにしたファイターズガールの衣装がとても可愛く素敵だったのです。
この本を読んで、クライアントのイメージするものを正しく読み取り、デザインとして抽出し、形を作り上げるという、その嗅覚と才能、そして努力にとても感心し、だからこそ統一感のある衣装を作り上げることができたのだなぁ、と感心しました。
アイドルとして可愛さ、そして踊りやすさを大事にしてきたからこそアイドルの衣装だけではなく、チアやビールの売り子さんなど異業種の制服等も展開させていけるんだなぁ、と納得しました。
ファッションやアパレル、デザインに興味のある人にはぜひ読んでもらいたいです。